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雨空
え、逮捕?

『ごめんなさいなのですよー。生きてますですか?』

「おーいマヨーォ。死んでるアルカー?死んでるヨネ?生きてないヨネ?」

「生きてるわァァァ!!」

「チッ生きてやがったか…しぶとい野郎だぜィ」

「総悟テメー…」


さっき小生と神楽が蹴ったマヨは一度白目を向いて気絶したが目覚め、サドを睨んでいた。

かと思うと、次は小生。サドのときよりも真剣に。

『う?何ですか?』

「テメー、血濡れの灰猫だな?」

『サドにも言いましたが、小生は斬凪です。』

「オイサドってなんでィ」

『お前はサドじゃないのですか?』

「俺は沖田総悟ってんでィ」

『おきたそうご、ですね。』

「うるさいネ。斬凪、こいつはサドでいいアル」

「オイコラ話反らすな。あと俺は土方十四郎だ」

ひじかたとうしろう、という新鮮グミですか。


「(本当に分かってんのか…?)
お前、ターミナルでうちの隊士に怪我負わせただろ。
地面にめり込ませて」

『ああ、あのハゲですか?邪魔だったのですよ』

「とりあえず屯所まで来てもらう。
ちょいと話があるんでな」

と言ったかと思うと、小生は手錠をかけられた。

『傘させないので手錠取ってもいいですか?』

「あー?駄目だ。
取ったら絶対逃げるだろが」

『取っても取らなくても同じなのですよ』

「あぁ?《ばきぃん》……え、マジ?」

手錠を壊すとひじかたは冷や汗を流す。

『夜兎に手錠なんてかけても意味無いのですよ。ちゃんと行きますから』

「チッ…逃げんなよ」

『逃げないのです』

新鮮グミの屯所に行かなければならなくなったので、神楽に銀ちゃん達にも伝えるよう言ってからひじかたに着いていった。




「…チャイナ、夜兎ってみんな手錠してもあんな感じに壊されちまうんですかィ?お前も?」

「…私は無理ネ。…斬凪…また強くなってるアル……。」


「血濡れの灰猫、かィ。
あれじゃ、雇いたがる組織もしつこいわけだ。」




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