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雨空
すべった

初めて乗った、ぶらんこ。
予想以上に楽しくて、神楽とどこまで高くこげるか競っていた。


『ふわー…ぶらんこ、楽しいのです!』

「ふふー斬凪なら特別に毎日使っても良いアル!!」

『ありがとうなのですよー!明日も「総悟ォォォォォ!!」…?』

あれ。
また新鮮グミなのですか。

のほんと考えながらぶらんこをこいでいると、神楽が口を尖らせた。

「アイツもアルカ…っわわっ!?」

『神楽っ』

神楽が手を滑らせ、ぶらんこの反動?で黒髪の新鮮グミの方に放り出された。

小生は神楽の腕を掴もうとしたが、小生も手を滑らせ、一緒に飛んでいった。

あ、黒髪新鮮グミの頭蹴りそうなのです…。


「土方さん、後ろ後ろ」

「あ?テメー俺が後ろ向いた隙に逃げるつもりじゃ「『キャッホォォォ!!』」」

ドガッ、と音をたてて、小生と神楽の蹴り(わざとじゃないけど)が黒髪新鮮グミの頭に当たり、吹っ飛んでいった。




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