雪屑のエスカレーター
▼向日
七美を家まで送り、俺は家に帰った。
自分の部屋に入り床にごろ寝していると携帯が鳴った。
「もしもし侑士」
『もしもし岳人。津軽さんに謝れたか?』
「謝れた。ちなみにバンジー行ってきた」
『……はぁ!?。岳人、自分それは津軽さんにとっては可哀想な事したな』
侑士は心底七美が、可哀想だと言いたげにため息をついた。
それが以外とイラっときて、ちょっと脅しのつもりで侑士に言ってみる。
「お前もバンジー行くか?」
『いえ、結構です。』
「ちなみに七美泣いちゃったけど、楽しかったって言ってた」
そう言うと侑士は、電話の向こうで、楽しそうに笑う
『さようか、仲直りできたか?』
「クソクソ、その言いぐさは、できないと思ってたのか?」
『ちょっとな』
何はともあれ七海と仲直りできた。
しかし、これを上回る事が後々起きる事を俺は知らなかった。
2014/11/9[Sun]
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