雪屑のエスカレーター ▽ 目が覚めると、そこは見知らぬ部屋だった 私はその部屋のベッドに寝ていた。 辺りを見回すとベッドサイドのテーブルには、写真たてと手紙が置いてあった。 手紙を開けてみると 【津軽七美様へ 新しい世界と部屋はどうだ?。 後、混乱していると思うから、状況を説明するな 今お前はこれから暮らす俺が用意したマンションにいる それと俺が明日から通う学校は氷帝だ 金の心配は無用だ月に40万程度振り込むからな ………おまけだか弟(瑠樹)の写真を持って来といたからな。 じゃあな、よろしくやれよ───神様より】 勝手に放り込んだ まず私、一切行くなんて言ってないのに 仕方がない、何とかしよう 嗚呼、しかも氷帝か あの上から目線の部長とか、関西弁の眼鏡の人とか、飛び跳ねる子とか…その他 が居るんだろうな…。 でも私なんてこの世界でもモブだと思うし、関わらないだろう。 そう思って私は明日に備えて眠りについた。 2014/2/12[Wed] [*前へ] |