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雪屑のエスカレーター




目が覚めると自分の部屋にいた。
やっぱり夢だ。

けど本当に妙な夢だった。

そう思っていると携帯が鳴った。

こんな時間に誰だろうかと、ディスプレイを見ると岳人だった。

な、なんで岳人から?、疑問はあるが、とりあえず電話に出た。

「もしもし」

「もしもし七美。」

「岳人」

あの夢の後にいきなり電話がかかってくるなんて驚きだった。

「あ、ごめんな。深夜に」

「大丈夫。」

「あのさ、いきなりだけどさ変な夢見てさ…お前が殺されそうな夢見たんだ。あ゛、ごめんな変な話してっでもなんか心配でさ」

「大丈夫、私も岳人に首を締め上げられる夢見た」

「え?……俺も、同じ夢見た」

「へ?」

アレは夢だよね?
でも同じ夢を見るなんてあり得ない
けど夢なのにヤケにリアルで、岳人が同じ夢を見ているなんて

ただの夢じゃないってこと?

「あのさ、明日の朝一番に部室に来てくれないか?今の事で話があるから」

「わかった」


それで電話を切った。






2014/7/5[Sat]

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あきゅろす。
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