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雪屑のエスカレーター




「そうだ。それでいい」

冷たく笑った岳人…向日さんは私の首に両手を近付けた

そして一瞬のためらいも容赦もなく力を込められて、首を締め上げられた。

息が苦しい…でも抵抗する気は全く無かった。

夢や現実じゃないからと言う問題ではなく
前の世界でもよくやられて、死ぬだろうかと思うところで止められていた。

別に殺されないと思っているわけでもない
ただ、これが本来有るべき私の(世界)だと思うから

人は私を憎む
意味は色々だけど、瑠樹以外は私を憎み、嫌う。

だからこれが私の日常

忘れていた…忘れてはいけない日常。


そして言われる


「お前何で生きてんだろうな?キモいし、ウザいし…何もしないのに、ここまで人を不快にさせる」


苦しい…な
でも、これで良いんだ。




2014/7/5[Sat]

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あきゅろす。
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