雪屑のエスカレーター
▽
「そうだ。それでいい」
冷たく笑った岳人…向日さんは私の首に両手を近付けた
そして一瞬のためらいも容赦もなく力を込められて、首を締め上げられた。
息が苦しい…でも抵抗する気は全く無かった。
夢や現実じゃないからと言う問題ではなく
前の世界でもよくやられて、死ぬだろうかと思うところで止められていた。
別に殺されないと思っているわけでもない
ただ、これが本来有るべき私の(世界)だと思うから
人は私を憎む
意味は色々だけど、瑠樹以外は私を憎み、嫌う。
だからこれが私の日常
忘れていた…忘れてはいけない日常。
そして言われる
「お前何で生きてんだろうな?キモいし、ウザいし…何もしないのに、ここまで人を不快にさせる」
苦しい…な
でも、これで良いんだ。
2014/7/5[Sat]
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