雪屑のエスカレーター
▽
家に帰って、
夕食を食べてお風呂から上がると、直ぐに眠気がやって来る
髪がまだ濡れているけれどベッドにそのまま寝転び、目を閉じた。
意識はゆっくりと夢の中に落ちていった。
夢の中また、あの夢だ。 辺り一面は雪が積もった銀世界。
そして降り止む気配なく降り続ける雪。
しかし雪景色の中に見慣れない小さな人影らしきモノが有った。
何だろうと目を凝らしていると、小さな人影らしきモノが近づいてきた。
そしてようやくその姿が鮮明に見える。
「あ……」
「!」
………目の前に現れたのは岳人だった
「岳人」
「な、何でお前がここにいるんだよ」
だけど岳人…小さい
私が大きくなったんじゃなくて
岳人が10歳くらいの子供の姿で目の前に居るのだ。
2014/7/5[Sat]
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!