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雪屑のエスカレーター




家に帰って、
夕食を食べてお風呂から上がると、直ぐに眠気がやって来る
髪がまだ濡れているけれどベッドにそのまま寝転び、目を閉じた。


意識はゆっくりと夢の中に落ちていった。



夢の中また、あの夢だ。 辺り一面は雪が積もった銀世界。
そして降り止む気配なく降り続ける雪。

しかし雪景色の中に見慣れない小さな人影らしきモノが有った。

何だろうと目を凝らしていると、小さな人影らしきモノが近づいてきた。

そしてようやくその姿が鮮明に見える。


「あ……」
「!」

………目の前に現れたのは岳人だった

「岳人」
「な、何でお前がここにいるんだよ」


だけど岳人…小さい
私が大きくなったんじゃなくて
岳人が10歳くらいの子供の姿で目の前に居るのだ。





2014/7/5[Sat]

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