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雪屑のエスカレーター




これで最後の部室の戸締まりを終えて、家に帰ろうとすると

向日さんと宍戸さんが歩いてくる

まだ帰っていなかったのか、まさか部室に忘れ物でもしたのだろうか

そう考えていると、
2人は私の前で立ち止まり

「津軽、今時間あるか?」

宍戸さんに聞かれ「はい」と言うと、向日さんが私の腕を確りと掴み

「今からちょっと来てくれないか?、どうしてもお前が必要なんだ」

向日さんは明るくそう言い、宍戸さんも笑いながら
「頼む」

と、行ってくる。

何があるのだろうか
それにどうして2人は、そんなに嬉しそうなのだろうか?


「……何?」

私は訳も解らず
向日さんと宍戸さんに手を引かれる


「来てからのお楽しみだ」

宍戸さんにそう答えられるが

何が楽しみなのかがさっぱりで、
半場引きずられる様な形で、校舎の中に連れていかれる。


本当にどうしたのだろうか?

楽しそうに笑っているし
それに、私が必要? 本当になんなのだろうと考えていると

生徒会室にたどり着いた。






2014/6/22[Sun]

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あきゅろす。
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