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雪屑のエスカレーター




明日の準備を終えて
やっとの思いでベッドにダイブする。

嗚呼、疲れた…
ようやく寝れる。

そうして目蓋を閉じる。




─────夢を見た。


辺りは一面の銀世界で、私は1人ポツンと佇んでいる。

しんしん と静かに降り続ける雪
手袋も着けていない、私の手に落ちると
一瞬に音もなく溶けてしまう。

雪景色を見つめていると
自分が独りぼっちだと実感が沸いてくる。


……瑠樹も居ない

私だけが取り残された世界



そう思うと自然に足から力が抜けた。


嗚呼…私は独りぼっちだ。

雪が降り積もるなか私は、ため息をつき
その場にうずくまる


孤独感が雪にみたいに私に降り積もる。


その時だった
うずくまる私を誰かが抱き締めた

どこか覚えがあるような、でも思い出せない安心する臭い
思い出せないけど…この人を知っている
何故かとっても安心して、涙が溢れてくる





そこで私は目が覚めた。
朝の日差しがカーテンの隙間から差し込み
今日は晴れだと私に告げている。

時計を見れば6時を回った辺り
ゆっくり朝食を採ってから、学校に向かおう。






2014/6/18[Wed]

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