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雪屑のエスカレーター



ようやくなれてきたマネージャーの仕事を終えて
とりあえずは向かうと
私の回りを一瞬にして女子生徒が取り囲んだ。

「津軽さん、どうやってテニス部に取り入ったのかしら?」

いきなり囲われて第一声が明らかな、イジメますオーラを放った内容

世界が変わっても結局、同じ事の繰り返しか…

ため息をついてから、
取り囲んだ女子集団の先頭にいる
リーダーらしきの女子生徒に声をかける


「取り入って無い。むしろ取り付かれて迷惑してる」

「何よそれ、アンタは転校早々態度がデカイのよ」


更に苛立ちがこもった声で女子生徒が言うと
後ろの取り巻きの女子生徒達も、口々に言う

「顔が良いからって、いい気になるんじゃないわよ!!」

「生意気っ」


嗚呼、うるさい。
いっぺんに喋んないで欲しい
だいたい顔とか関係無いし

私は表情一変えずに女子生徒達に、淡々と思ったことを言った。

「そこまで言うなら、自分で何とかしたら?。私と喋ってるよりは効率的。それとも、よっぽど暇なの?」

暇をもて余しているとしか思えない
確実に私の方がムカつく事をされている。

「何ですって!?」
「もう一回言ってみなさいよ!」

そう言いながらも、私に掴みかかってくる女子生徒達


──結局、どこも、どんな世界になっても
私は助からない………







2014/6/15[Sun]

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あきゅろす。
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