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親への詩
愛ってやつ
おおっぴらにそんなことを言う人はいないだろ
僕が考える精一杯の親孝行なんて
あなたの僕に注がれた愛の大きさや存在僕の一部に比べたらば
小さいもんさ
この道を選んで良かったのか
この道を進みたいなんてわがまま
この道でやっていけるなんて自信
全部今になっては分からないし
あなたにそんなこと言った自分が信じられないんだ
だって僕は逃げてた
仕事だなんてそんなキツいことしたくなかった
まだ学生でいたかった
それだけと言えばそれだけ
でも
分かってくれてるんだよね…
いつも僕の心を読み取り適切に対処してくれるあなたは一体僕になにを望んでるんだろ…
幸せを望んでるなんて言わないだろ…
愛を待ってるんだっても言いやしない
僕がずっとしたいようにさせてくれたあなた
今では分からないんだ
あのときならいい仕事に着けたし
あなたを安心させられたし
安定しててあなたに楽に暮らしてもらうこともできたのに
今は独りよがりだった気がする
こんな自分をみて
僕はあなたの愛を目の前に感じたんだ
あなたが注いでくれた愛の大きさにはずいぶん
だまされ 動かされ 導かれたのかもしれない
あなたの愛に

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あきゅろす。
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