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「だいたい何で僕が君の嘘演技に騙されて同室になんなきゃいけないの!?」
「何わけ分かんない事言ってんだ?歩が嘘演技?…へ?」
「君は黙ってて!役に立たないんだから!!」
「ゴメン侑…ホントにゴメンな?」
何だ
この展開は…
って俺のせいなんだけど
「なんか僕のせいでこんな事になってホントにゴメンね?僕が親友って呼べるのは尚しか居ないんだ…だから部屋も一緒だと安心するし、イジメられる心配もないし」
「マジで!?んじゃあ俺が親友2号だぜ!」
翼は嬉しいのか励まそうとしているのか親指をグッと立てる
「ありがとう…翼って爽やか系と思ってたけど、けっこう熱血系なんだね。」
「俺って熱血系なのか?…そう言われてみればそんな感じしてきたぜ!」
「うるさい!!もう僕食堂に行ってくる!」
散々な俺達の言葉に痺れを切らしたのかツカツカと部屋を出て行こうとする侑
俺はその侑の手を掴む
「どうせ皆生徒会専用席で食べるんだから一緒に行こうよ」
「へ…?」
侑が何言ってんだ?コイツ…
みたいな顔してるぜ
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