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「やっぱ、そっちが本性か」


「ああ…どうせ俺も生徒会のメンバーになったんだし本性バラしてもいいだろって思ったんです」



見られちまったといえど

こうも本性を見破かれるとは



「生徒会…?またアイツか」


会長は一人言を言うとさっさと行ってしまった


「よりによって会長かよ…」


俺も一人言を吐くとそそくさと寮に帰った






「歩〜遅かったじゃん。はい、カードキー」


エレベーターから下りると琉華がヘラヘラとした顔で喋りかけてきた


ずっと待っていたのか?



「歩の事だからきっと了承してくれるだろって思ったから待ち伏せしてたんだよ〜」


俺が眉を寄せたのが分かったのか説明し始める


「そうなんだ。でもどうしてそう思ったの?」



「だって、歩…凄く可愛いから騙せるでしょ?俺最初女の子かと思っちゃったし〜」



またか…


悪かったな


女顔で!




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あきゅろす。
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