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魔法少女リリカルなのはLOST Battle
八ページ
――翌日。天候・はれ

「今日も気持ちいいくらい晴れてるね〜」
異様に晴れ渡る雲一つ無い青空。お日様もご機嫌なのか、異常に輝いている。
 少し運動すれば汗を掻いてしまうし、女性の敵である紫外線も容赦なく降り注がせていた。

(そんなお日様にはディバインバスタープレゼントしてやるの♪)
物騒極まりない。そんな高町なのはが振り返ればそこには私服のナンバーズが並んでいる。

多少眠そうなのもいるが、待つ訳がない。何故なら今日は楽しい買い物が待っているからだ。
 そして、それを率いるのはなのはである。今日から始まるナンバーズの教習に、心を踊らせていた。

「はい。皆おはようー♪」

「うむ。おはよう」
「おっはよ〜」
「おはようございます」
「眠い…」
「おはよう…」
「眠いッス」
「おはようございます」

「おはようございます、なのはさん!」
 まばらな挨拶の中、スバルだけは元気に返事して敬礼してる。

「うん。皆眠そうだけど返事は聞かないから。今日は足りてない物を買いに行くよ」
実は昨日、なのははチンクに持ち込んできた荷物の内容を聞いた。

『私物か?…確か管理局からトレーニングウェアと制服。後は肌着ぐらいを支給された程度の荷物だ』

つまり、生活用品の大体はまだ揃っていないのだ。

という訳で今日はそれらを買いにデパートへ。

なるべく近くで買い物をする為、移動は徒歩で。
まあ…なのはが車の運転をする事が出来ないからだが。
ついでに言うと人数が多い。

スバルが会話を切り出し、そこから盛り上がる。ノーヴェに絡む度にスバルとのコントが始まっていたりした。
主に話すのはセイン・ウェンディ・スバルのハイテンション組。
 途中、なのはがディエチに話し掛けたりチンクの愚痴を聞いたりしてコミュニケーションを図る。

オットー、ディードの二人も時々会話に交ざって楽しんだ。
ノーヴェだけはスバルに絡まれて迷惑そうにしている。

自然に囲まれていた宿舎から段々と景色が変わっていき、高層ビルばかりが目に入る様になってきた。
その中の一つ。手短なデパートに全員で入り、目的のフロアまで向かう。


「はーい、到着〜♪」
なのはが全員に向き直り、説明を始めた。

「それじゃあ皆。必要な物を言うから気に入ったの買ってきてね♪歯ブラシ、シャンプー、リンス、ボディシャンプー。余ったら自分で好きに使っていいからね」

追加ルール。抜け出したら頭を冷やそうね♪byなのはより。

全身が凍りつく様な恐怖の台詞を残し、全員を解散させた。
集合は各自買い終わり次第になのはの下へ。

「私はここに居るから、いってらっしゃーい♪」
その言葉を最後に、ナンバーズはそれぞれ好きな物を探しにフロアへ散らばった。

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