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魔法少女リリカルなのはLOST Battle
六ページ
様々な盛り上がりを見せる各テーブル。
オットーとディードのコンビも珍しく分かりやすい表情をしていた。

「ボクはこれが気に入ったかな」
「私はこっち。なんだか食べやすいから…」
あまり表情を出さない二人だが、笑顔になっている。
 二人で気に入った料理の話をしていると、クッキーを持ったシャマルとそれに付き添いのザフィーラがやってきた。

「気に入ったかしら?」
「あ、あの時の……」
「シャマルと、ザフィーラでーす♪」
「あの、この料理は…」
「残念だけど私じゃないの。だから、秘密裏にクッキーを作っちゃいました♪」

手元には自作の焼きたてクッキー。形は良い出来だが味は分からない。

地獄耳の如く、シグナムとヴィータがすぐさまシャマルを連行。

「何をしているシャマル!」
「そうだよ、初日から死人出すつもりか!」

「そこまで酷い出来じゃないわよ〜。少しは腕上がってるんだから」
その言葉に耳を反応させ、腕を組んで訝しげな視線を向ける。

「本当だな」
「勿論」
自信満々に頷くシャマルの表情は真剣だ。
それを信頼してもいいか。とシグナムは思い、許可を出す。

「なら信じよう」
「はい。二人共、どうぞ召し上がれ♪」
差し出されたクッキーを一つずつ手に取り、二人同時に食べる。

『あ、美味しい』
と思ったのも束の間。

顔色が悪くなっていく。そして口を押さえた。


「ごめん…ちょっと……」
「私も……すいません」
パタパタと去っていくオットーとディード。

「そんなぁ〜〜〜…」
「シャマル。もう少し頑張れ」
「………はぁ〜い」
すっかり落ち込んだ様子のシャマルを元気づける為、三人で料理を食べる。
ちなみに、砂糖と塩の分量を間違えたのが原因だった。


パーティーも派手に盛り上がり、ナンバーズ達の歓迎会も無事に終了。

「食べたからには片付け手伝ってもらうで〜!」

そして巻き起こるブーイング。

「なんや、なにか文句ある?」

無言の了解。騎士杖と夜天の書を持ったはやてを前に首を縦に振るナンバーズ(約二名、体調が優れない為休憩中)

だが、なんだかんだ言いながら全員で協力して片付けを始める。
あっという間に終わり、はやては三階の会議室へ全員集合。

今後の方針について話し合うつもりで集めたのだ。
休憩させる暇も与えない。だが、準備を含めて休みたいのはWARSメンバーの方である。

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あきゅろす。
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