[携帯モード] [URL送信]

魔法少女リリカルなのはLOST Battle
四ページ
 戻ったフェイトを待っていたのは、ぷんすか怒るなのはの姿だった。

「も〜、フェイトちゃんちょっと遅いよ〜」
「ごめん……」
「寄り道してたの?」
「……少しだけ」
「そうなんだ。じゃあ、遅れた分すぐに取り戻さないとね♪フェイトちゃんにも頑張って貰わないと」
「うん。勿論だよ、なのは」
親友からの説教も程々に終了し、玄関からロビーへ入って飾り付けのされた広い食堂へ入る。
そこでは既に八神家メンバーが皿やコップの準備をしていた。

「お、フェイトちゃんもようやくお帰りやな〜」
「珍しいなテスタロッサ。時間に間に合うか焦ったぞ」
 様々な意見が飛び交う中、集中放火を浴びているフェイトの顔は赤い。

「少し、寄り道しちゃって……早く準備しよ。ちゃんと材料買ってきたから」
足りなかった材料の入った買い物袋を見せ、調理場へ入る。
食事を作るのは、なのは、フェイト、はやての三人だ。

シグナム等はその間、ザフィーラに帽子を被せたり鼻メガネを掛けさせて笑ったりしている。
途中ヴィータがシグナムに鼻メガネを掛けさせ様としてケンカになったりしたが、平穏無事に準備は全て終了した。

残るはナンバーズの到着を待つのみとなる。


「楽しみやなぁ〜♪」
「何も無ければいいが…」
「シグナムは心配し過ぎだ。何も起きないって、なぁリイン」
「そうですぅ〜♪」
 心を踊らせながら玄関付近で待つはやて達。
と、その時。前方から旅行カバンの様な物を肩から掛けて並んで歩くナンバーズ(+α)がやってきた。

「お、来た来た。こっちやこっちー!」
大きく手を振るはやて。それに気付いた私服らしき姿のナンバーズと管理局の制服を着ているスバルが足並みを揃えて来る。
 メンバーの前に並び、荷物を下ろす。

一番姉のチンクが代表して一歩前へ出た。

「No.X、チンク。時空管理局過去遺物特別保守管理機動部隊、WARSへ到着した」
それと同じ台詞を、残りのメンバーも同様に言う。
一人だけ、違う事を言っていたが。

「陸士部隊所属スバル・ナカジマ一等陸士、以下同文です!」
全員の話を聞いたはやてが真剣な顔つきで敬礼する。

「WARS部隊長の八神はやて二等陸佐や。皆よぉ来てくれた。ま、詳しい話は中で話すから早く中来て〜」

回れ右。背中を向けたはやては一足先に宿舎へ足を踏み入れた。
その姿を見たナンバーズが目を白黒させているのは言わずもがな。

待ちきれずにウズウズしていた事を知っていたなのは達は笑い合って後に続く。

「ほーら、皆も着いてきて」
手招きするなのは。それに、荷物を持ったナンバーズとスバルが続いた。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!