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魔法少女リリカルなのはLOST Battle
一ページ
襲撃された日から二日間、はやての仕事は急激に増えている。

隔離施設襲撃者の調査。

対策案の会議。

ナンバーズの編入手続き。

その間、事件らしい大きな事件は起きなかったのが幸いだった。


スバルは編入というより半強制だが……。


その情報はWARSメンバーへ伝わり、部屋割り等の話が再び始まった。


「そっか。スバルも来るんだ」
「案外早い再会だね、なのは」
「そうだね。けど、成長してるかな?」
「きっと頑張ってるよ」
 宿舎の廊下を歩くなのはとフェイト。
和やかな雰囲気の中、二人は昼食の準備に向かっていた。
ナンバーズ達は夕方辺りに来るらしい。


「はぁ〜あ、でも今教えてた子達の戦技教導中断はちょっと気になるなぁ〜…」
「それは仕方ないよ。ナンバーズ任されたから我慢しよ」
「そうだよね。色々教えてあげなきゃ♪」
「頑張ってね、なのは」
 食堂に着いた二人はエプロンを着用し、材料を並べて何を作るか話し合った。

「うーん。結構沢山あるよね…」
「じゃあ、夕方の歓迎会の事考えてお昼だけで済まそう?」
「歓迎会は皆で腕によりを掛けて作ろうね、フェイトちゃん♪」
 仲睦まじい空気のまま、材料を切り始める。
調理しながらも二人は会話を続けていた。












「ドクター。一応三体のデータ整理は終了したぞー」
「そうか。すまないなノルド」
「どーいたしまして。流石に徹夜二連はキツかったけどね」
 薄暗い研究所の中を二人の技術者が動く。
一人は三体を見比べ、もう一人はパネルを打ち続けている。

「にしても、まさかファルドが離反するとはね…厳しいんじゃない?」
「いや、大丈夫だ。問題ない」
「けどさぁ…仮にも時空管理局の切り札、最強と呼ばれた男だよ?」
「知らないのか?ノルド…」
 そういうと、ドクターはあるデータを見せた。


疑問符を浮かべたノルドはそれを見る内に段々と気が滅入っていく。


「…おいおい、冗談だよね。何ですかコレは」
「見ての通りだが?」

「確かに最強だ。だけど何だよ、この姿は……」
映像には最強の本当の理由が映っていた。

「だからその為にシャドウへケルベロスのデータ…つまり、ファルド自身の戦闘記録を写したのだよ」
「なるほど。つまりこっちにはファルドがもう一人居る訳ね」
「その通りだよ。だから…」

「オリジナルが邪魔。という訳か」
 口の端を歪めるノルドは、ドクターの言おうとした事を言う。頷いたドクターは、次の指令を命じた。

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