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魔法少女リリカルなのはLOST Battle
三ページ
真剣なはやての言葉になのはは心を痛める。

「でも大丈夫ですぅ。今こうして皆さんが揃っているんですからこの事件は解決したも同然ですよー」
リインが笑顔で全員を元気づける様に言うと、三人の口元が自然と微笑んだ。

「そや、リインの言う通り。何も不安な要素はあらへん。なのはちゃんやフェイトちゃん、管理局のエースが揃い踏みやからな」

「…そうだよね。皆居るんだもん、きっと大丈夫」

「うん。また皆揃って空に上がるんだから、きっと…すぐに終わるよ」

「皆さんその意気ですぅ。リインも頑張ります!」
そうこう話している内に、新しい部隊…WARSの宿舎が見えてくる。

「二人共、見えてきたよ。ほら、あそこ…」
運転中のフェイトの言葉になのはとはやては指された建物に注目した。

 それは、機動六課に比べて小さな建物。だが、新設したように綺麗な白に、磨かれた窓ガラスが清潔感を感じさせる宿舎だった。


「思ってたより小さいね〜」

「仕方あらへん。少数精鋭の部隊やからな」
「設備は一通り揃ってるって」

「ヴィータちゃん達はもう着いてるのかな?」
「行ってみれば分かるよ」
そう言うと、フェイトはアクセルを強く踏み、速度を上げる。

車のスピードに合わせ、徐々に建物の全容が見え始めてきていた。


小型の病院程の大きさしかない宿舎の入り口前にはシグナムやヴィータ、シャマルにザフィーラの4人が揃って待っている。
フェイトが車を正面玄関に横付けで止め、なのは達が降りた。

「おせーぞなのは」
オレンジの髪を左右三つ編みにし、小学生と見間違えるような身長のヴィータに早速しかられたなのはは笑うしかない。

「ごめんね、ヴィータちゃん」
「仕方ないだろう。色々あって連絡が一番遅れたのは高町なのだからな」
すかさずフォローを入れるのは薄紅色の髪を結い上げた凛々しい印象の女性、シグナム。

「そうね。戦技教導官として頑張っていたし、仕方ないんじゃないかしら?」
スーツに白衣を着た金髪のシャマルもフォローを入れた。

「はい、感動の再会はこの辺りにしてー……はよう中で早速会議や。部屋割りや戦闘の役割とかは速く決めておきたいからなぁ」
場を静めるように手を叩き、はやては中に入っていく。

その後になのは達が続いてWARS宿舎へと足を踏み入れた。

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