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魔法少女リリカルなのはLOST Battle
四ページ
「大火力で消し飛ばせば流石に再生出来ないでしょうからね。ま、臨機応変に叩き潰して下さい」
「シャドウとバスターはどうにでもなるから後回し。で…ノルドとレイスだが…」
続けて映されたのは二人の魔導師。この二人に関しては情報がほとんど無い状態だ。
特にレイスは過去の経歴を含めて一切の謎に包まれている。

「レイスは支援系だな。シャマルに近いと言えば近いが油断は出来ない。ノルドは射撃系だ、接近出来ればどうにかなる」
「こちらも各自臨機応変に対応して下さい」
ノルドの射撃は確かに正確だ。トリッキーな誘導弾や破壊力の高い砲撃も揃っている。だが、接近された場合の対処方法に乏しい。
そこを突けばどうにかなるかもしれない。

「尚、今回の作戦では地上部隊も総力を挙げて参加するつもりですが…まだ戦力が完全ではないので厳しいでしょうね。実質今回の作戦の要は機動六課です」
クルヴィスの言葉はただ事実のみを伝える。それがどんなに辛い事情だとしても顔色一つ変えずに。

「具体的な内容として、まず地上部隊がドールを足止め。機動六課は拠点を襲撃という形です」
「乗り込むメンバーだが……」
ファルドは一呼吸置いてから襲撃メンバーを挙げていった。

「ロア、俺、なのは、フェイト、はやてとヴォルケンリッター。以上だ」
「スバルとナンバーズの皆は?」
「…クルヴィスと一緒に地上本部の防衛に回ってくれ。万が一に備えてな」
「一ついいか、ファルド」
ロアが席を立ち、テーブルに手を着いたままある疑問を二人に叩きつける。

「お前その体で戦うつもりか?」
「敵は待ってくれないからな、その質問何回やる気だロア」
「お前が折れるまで続けたかったが、こいつで最後にしてやるよ」
 呆れた様に言うと再び座るロアに悪いと心中で謝りながら会議を終えた。後は全員いつも通りの時間を過ごすだけだが、その日は少しだけ違った。



「ほんなら今日はお仕事休憩や。たまにはええよなクルヴィス三佐?」
「まぁいいんじゃありません?別に問題ありませんし」

「待てぇい!そんなんでいいのか!?」

「え?だって別に何か問題起きる訳じゃありませんし。たまには休みがあってもいいでしょう。それに、ここ最近働き過ぎですし」
「誰が」

「アンタ以外にあり得ない」
「………………」
という訳で、強制的に午後からの勤務はお休みに替わった。

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