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Break S.Novel
ファミレスWORNING
「そういえばさー、マスターとロイって仲良いの?」
 スロウドのふとした疑問に顔を見合わせる。特別仲が良いわけではないのだが、どうなのだろうか。

「いや、別に悪くねえしな」
「そうだな。至って普通だ」
「へー……」





「で、マスター。俺とスロウドが席を離れた三分の間で、ど う し て そ う な っ た」

「さぁなぁなんでだろうなぁ不思議だなぁロイぃ…!」
「ああ、なんでだろうな……!」
 何故かマスターの拳を本で防いで拮抗状態の二人がいた。ロンはため息を吐いて手を拭くスロウドの背中を押す。条件反射ですかさずダブルアッパー炸裂、拮抗状態解除で一件落着。

「で、なんでああなったんだ?」
「いやーロイがよー……」



 ロンとスロウドがトイレに向かって数秒間の無言。

「……マスター」
「あん? なんだよ」
「時々お前が本当は凄い駄目人間なんじゃないかと思う時があるんだがどうなんだろうな……」
「なんでまた……」
「事ある毎に拳で解決。女たらし、以上」
「二つかよ!? でも俺は家事出来るぜ?」
「執事にでもなればいい。……いや、マスターの天職は違うな」
「天職ねえ……? 言ってみれ」
「ホスト」
「てめえちょっと殴らせろ」



「と、言うわけだ。ひどくね?」
「納得した俺ガイル」
「サマソッ」
「ソニックブーン」
「お前ガイル」
「何の遊びだ!」

〜俺ガイルゲーム(三人から)〜
@:俺ガイル宣言
A:次の人は「サマソッorソニックブーン」宣言
B:Aの技とかぶらないように宣言
C:Bの人を「お前ガイル」と指名する。その人は別な人を指名する
D:@〜C繰り返し
E:以上、くだらねぇなオイ


「スロウドは瞬獄殺したし、なんでそうなったロイ」
「リア充、イケメン、リーダーシップ、女たらし。それと便座カバーだな」
「誰かフォローしてやれよ」
「カバー出来たら便座になっちまうだろうがロン。それと便座カバー」
「それ言わなきゃいけないのか? 大体普段の行い悪いからそういうことになるんだよ」
「なんかやったか俺?」
 自覚なしなマスターに頭を悩ませ、ロンはこの機に言ってやろうと思った。

「お前学校じゃ授業寝て過ごすだろ。それに売られた喧嘩買うし毎回騒動起こすわ時々学校サボってバイト行くし家事を理由に遅刻する」
「それ全部俺の事情でお前に迷惑掛けてねえじゃん」
「とばっちり食らってるんだ! 隣が紛争地域で平然と出来るかお前!」
「ああ」
「余裕だが?」
「比べた俺が馬鹿だったよ……」
「それ以上の馬鹿ガイル」
「サマソッ」
「ソニックブーン」
「お前ガイル」

「楽しいか貴様等ァァァァァアアアア!!」



〜あとがき〜
こいつらの休日はこんな感じです。そして俺ガイルゲームとか何故考えた兎よ

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