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Break S.Novel
リリカル☆春ヶ岬学園!○
〜リリカル☆春ヶ岬学園!〜

*〇らすじ*
言わせんな恥ずかしい!
ここじゃ皆高校生だよ。あたしゃうさぎだよ。だからなんだよグリーンだよ。シゲルゥゥゥウウ!





「ファルド、世界史見せてくれ!」
「先輩数学教えて下さい」
「お前等俺に頼るなぁぁぁぁ!」
 三年なの組。同級生のロアといい後輩のクルヴィスといい、ファルドは休み時間の予習復習を中断せざるを得なかった。仕方なくノートを貸し、クルヴィスは放課後教える為後回しにする。


「ロン世界史たっけてー!」
「黙れスロウド! 俺も今回はヤバいんだから!」
「ロイー」
「死ね」
「マスター……」
「ぐぅ」
「起きてぇぇぇえええええ!」
 二年ぶれ組。問題児勢揃いのこのクラスはマスターを中心に日々騒動を巻き起こしている。スロウドとロンは必死にテスト勉強。マスターは余裕綽々。ロイは化学のテスト勉強(諦めた)


「ファルドさーん、お昼一緒に食べよー♪」
「ああ。じゃあ何処で食べる?」
「お弁当作ってきたから屋上で」
「いや屋上は……」
 会話している内に窓からサムズアップして自由落下する金髪の二年生とがっちり目が合う。

「……中庭だね♪」
「ああそうだな♪」


「ライダーお昼食べよ一緒に食べよ机合体がっちゃーん!」
「スバル、いつになくテンション高いな……」
「えへへ〜、今日はギン姉がライダーの分も作ってくれたんだー」
「なら遠慮なく頂く」
 二年なの組。あぁもう付き合っちまえよお前等二人!オーラが教室中から発せられているが、鈍感天然なスバルとライダーにはまったく届いていない。そこの男子、牛乳パック握り潰すな。


「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!! ッシャア、焼きそばパンコロッケパンとアクエリスエット確保ぉあ!」
「ぬぅおおおおお!! あんパンジャムパンコーヒー牛乳確保完了!」
 購買前では紅い二人組が人混みをちぎっては投げちぎっては投げ、昼飯を確保していた。三年ぶれ組で『最強の双紅』と呼ばれているガルムとホーウェンは屋上に足を運ぶ。

「よーマスター、相変わらず美味そうな弁当作るなーお前」
「なんだ兄貴か。食いたいなら作るぜ?」
「ねだるな勝ち取れっていう言葉があってだな」
「やらねぇよ!」
 屋上では二年ぶれ組が弁当を仲良く食べていた。その所為か此処で食べようとする二年生はそんなにいない。

「畜生私は鳥になりたい! 羽ばたけ、青空へ──!」
「藍紅様危なーい!(どーん)」
「マジで殺される五秒前のフラグ回避!」
「惜しいね藍紅」
「俺を二年ぶれ組のスロウド先輩みたいな扱いすんな黄泉!」
 一年ヴァル組の仲良し三人組はそんなマスター達を恐れないのか、今日も屋上でお昼を食べていた。

「おい紫乃原ぁ! スロウドと同列みたいな言い方止めろ! お前は自虐が趣味か?」
「そこまでスロウド先輩酷いんですかマスター先輩!?」
「これでも足りん!」
「許してあげてくだしぁ!」



「賑やかだねー」
「そうだなー」
「ファルドさん、あーん」
「……勘弁してくれ、なのは」
「あーん……」
「……あーん」

 此処は、何が起きてもお祭り騒ぎで済まされるカオスな学校。



〜あとがき〜
やりたい放題である(笑)

番号振られてないということは!
皆さんお察しの通りかもしれないですが、続編が……出ない?かもしれない(弱気)

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