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MAGICAL×BREAK R!
真面目不真面目?〜カットシーン〜
 ──湯気の立ちこめるサウナのような風呂場の中でファルドとチンクの舌が絡み合う。体勢を変えて正面から抱き合い、小さな身体をキツイくらいに寄せる。
 唇を離せば、唾液が絡んで銀糸のように二人の間に引かれていた。

「んっ……まったく、ファルド兄……姉に当たってるぞ。こんな小さい身体でも、ふぁ」
 不意打ちでファルドの手がチンクの胸に伸びる。指が胸の膨らみに沈み、小さく声を漏らした。

「我ながらちょっと恥ずかしいな……」
 これではまるで特殊性癖の持ち主そのものである。そんな事を口にしたらチンクが頬を膨らませて湯船に浸かるファルドの下腹部へと手を滑り込ませていきり立つ物を握った。

「あ、ああ姉を……だな。子供扱いするな……これくらい」
「いや、でも多分……痛いぞ?」
 身体のサイズ差を冷静に考えてファルドは一言。

「無理にしなくても俺は」
「私が嫌だ……」
「……なら、仕方ない、なっと」
「ひゅわぁ!? ファ、ファルド兄! こ、これでは」
「そうだな。よく見える」
「ぅ、ぅぁ……」
 耳までのぼせたチンクが顔を手で覆う。鏡に映される全裸の自分と、それを抱えるファルドの姿が湯気に曇ることなく赤裸々に視界へと飛び込んできた。自分の股には自分の中へと挿入されるであろう物が今か今かと入り口に頭を押しつけている。

「ふっ、ぁ──ああ……!」
「ん……大丈夫か? かなりキツイぞ」
「あ、はぁ……っ──!?」
 ぐっ、と押し込まれた物が熱い。先端が漸く入り込み、チンクは思わず手を伸ばした。

「……ホントにいいのか?」
「〜〜!」
 頷く。──ホントの事を言うと、これから好き放題にされると思うだけで頭がトロけそうだった。
 ゆっくりと入り込み、一度下がるとまた登るようにする。徐々に奥まで咥え込み、不意にファルドは先端に当たる感触とチンクの反応を見て、先程より激しく動き始めた。
 下腹部を突き上げる衝動が何度も繰り返され、壁に手を着くチンクは腰が抜けてその悦楽を受け入れる。鏡を見れば熱心に自分を犯すファルド──その姿を見て、一気に絶頂へと達した。
 その脈動にやや遅れてファルドも同様に中へと堪えていた物を吐き出す。

「は、あぁ───んぅ、ん〜……!」
 喉元までせり上がってきた嬌声を口を押さえて噛み殺すチンクが抜かれると同時にへたり込んだ。

「はぁ……さてチンク、身体洗うぞ」
「……ん。ファルド兄の好きにしてくれ」




〜行くぞあとがき! シンメトリカルドッキング!〜
 別に比喩的な何かではない(意味深)
 気づけば二年近くスルーしていたリクエスト。ごめんなさい、素直に謝罪します。
 このアメリカ兎が最も書くのに手間取るのはR指定という弱点晒してみるの巻。
 〜追記〜
 ファルドはロリコンじゃないけど兎は基本的にロリコンだよ!!!!(やけくそ)

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