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正義と不義
第21話
「務めを果たしたか」

聖地の祠内にレインとライトが。

「難しいようで簡単だったよ。
 魔物が国を支配したのが
 戦争の危機の始まりだった。
 まさかまだ魔物がいるとは
 思いもしなかった」

一緒にいたはずの
ダークライトとタストキは
いなかった。
後で別れたのかもしれない。

「魔物は消えないんだ。
 何百年も掛けて
 ようやく絶滅する。
 これからも似たような事が
 あると思う。
 いいな? ライト」
「この身だし」
「・・・・・・」

レインはしばらく考えた。
究極の決断をしようか
そんな感じがうかがえる。

そして口を開いた。

「ら、ライト・・・」
「ん?」
「光の世界に下りていいか?」
「いいよ。 一緒に行く?」
「行きます」
「じゃ、行くよ」

ライトは魔法を唱えた。



「おわっ!」

兵舎の一室。
ダークライトの目の前に
突如二体が出現した。

「よう」
「なんだ、お前か・・・。
 オレを使うなよ・・・」
「その方が手っ取り早いし。
 そうそう、レインが
 何かして欲しいそうだよ」
「あいつが?」

三人がレインの方を向く。

「・・・」
「恥ずかしがらずに
 何か話そうぜ」

タストキの提案に
反論する者はいなかった。
二人ずつ二つのベッドに座って
向かい合う。

「何から話す?」
「レインについて」

話題は決まった。
ライト達はそれから数時間、
会話で盛り上がった。
どんな話をしたかは
ゆっくりと想像してみれば
いいだろう。



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あきゅろす。
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