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正義と不義
第20話
国はいつもの賑やかさを
取り戻した。
そして、破棄された交友国、
ラスタード国に対して
謝罪と共に、新たなる条約を
結び付けた。
奇跡的にも死者はいなかった。

「ライトよ。 ワシはそちに
 感謝の意を示す」

ライトは王座の前で
王に敬意を示していた。
その左隣にはタストキ、
右隣にはダークライトがいた。

「いえ、仕事ですから」
「仕事? ラスタ国王から
 そちに今回の件の解決を
 命じられたと申すか」
「ラスタ国王ではありません。
 僕はこのような普通の人ですが
 神に選ばれた世界の護り人、
 守護者の称号を得ています。
 よって、これは
 僕からすれば普通の仕事です」
「守護者とな。
 確か、旧約聖書に
 そのような事が
 記されておったが・・・」
「それが僕になります」
「まぁいいじゃろう。
 守護者ライトと仲間たちよ、
 再度、感謝の意を示す。
 国は魔物の脅威から解かれ
 平和が訪れた。
 ありがとう」
「それでは、自国へ戻ります」
「また訪れるがよい」
「失礼しました」

ライトに合わせて2人が敬礼し、
そしてライトが魔法を唱えた。


行き先は聖地。
レインへ報告する為だ。



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あきゅろす。
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