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許して?(月L)25000hit*



花火が上がる度に見える
竜崎の色めいた姿。

ビルの屋上は心地好い風が吹いていて。

夜空を駆け上がる花火が
一層綺麗に見える。



「花火、綺麗です。」
「うん。でも竜崎の浴衣姿も綺麗だよ。」
「気持ち悪いです」


竜崎の素っ気ない態度に少し不満を覚えつつ、僕は話を続けた。


「折角二人きり、なんだからさ」
「そう仕向けたのは貴方です」
「…………」


正解。
確かにそうだ。
僕がそう仕向けた。


「浴衣、ワタリに着せてもらったのか?」
「はい。月くんは自分で?」
「ああ。」


竜崎と他愛も無い会話をしながら
僕は竜崎から目が離せなかった。
浴衣は鎖骨や腰のラインを挑発的に演出できるものだと、初めて知った。


「竜崎。」
「はい。」
「シたいんだけど」
「‥は?」
「いいよね?」
「貴方大丈夫ですか?」


竜崎は明らかに不機嫌そうな口振りで僕を睨んだ。


「‥いいだろ?」


屋上のフェンスに竜崎を押し付けて噛みつくようなキスをした。
まるで獣。


「んっ‥嫌っ、ですっ」
「何が?」
「ふっ、いきなり‥」
「仕方ないじゃないか。竜崎の浴衣姿に興奮した」
「気持ち、悪いですっ」
「まだそんな口聞けるんだ」
「こんなのっ‥無理矢理じゃないですかっ」


竜崎は涙目になって僕に言った。
少し可哀想に思ったけど
でもたまにはこんなのもいいかと僕は続けた。


「無理矢理が好きなんじゃないの?竜崎は。」
「好きじゃないですっ」
「本当?ココもうこんなだけど」


竜崎の分身は素直に形を表していた。


「下着、はいてる?」
「はいてるに決まってますっ」
「浴衣はね、下着をはかなものなんだよ。だから脱がしてあげる」
「嘘っ、嫌ですっ」
「嘘じゃないよ。それに、ココ苦しいだろ?」
「んぁっ‥」


一気に下着を脱がして
プルンっと出てきた欲の象徴を指で弾けば竜崎は身悶える。


「やだっ、嫌ですっ」
「今日はいつも以上に抵抗するな。何かあった?」
「やっ‥んんっ」


毎回抵抗されるけど
いつもはそろそろ流されて、僕に委ねてきてるはずなんだけど。


「いやっ、嫌ですっ」


どうしたものか。
今日の竜崎はご機嫌ななめ?


「外でなんかっ、嫌っ」


ああ
そういうことか。
青姦は嫌って事ね。
でもね、竜崎。


「今更止まんないよ」
「いやぁっ‥ふぁっ」


僕は竜崎の蕾を舐めた。
生憎、中を慣らすような物は持ち合わせてなくて。
僕はその代わりに、舌で蕾を広げて唾液を流し込んだ。


「ひゃあぁぁっ!!」
「ん、気持ちいい?」
「いゃあっ、はぁっ」


竜崎は快感に呑まれながらも
まだ抵抗を見せる。

‥仕方ないな。


「竜崎、まだ嫌?」
「‥嫌、ですっ」
「じゃあ仕方ない。」


僕はそう言って
竜崎の浴衣の帯を足元から拾い上げ、竜崎の腕と腕をフェンスに結んだ。


「ら、月くんっ!?」
「何?」
「腕、何して‥」
「ん?縛っただけ。」
「嫌ですっ、解いて‥」
「駄目、解かない。」


僕は竜崎の言葉を無視し
竜崎の蕾に指を一気に挿れた。


「ひゃんぅっ‥」
「中、熱いね」
「んっ、んっ‥」
「気持ちいい?」
「ふぁっ‥ふっ」


僕は我慢出来なくて
少し早いかと思ったけど
自分自身を突き入れた。


「いゃあぁぁッ!!!」
「ふ、熱っ」
「はっ、あっ‥んんっ」


竜崎は苦しそうに喘ぐ。
僕は激しく突いた。


「あっ、あっ、そんなっ」
「ヤラシイ、竜崎。腰揺れてる」
「いやっ、やだぁっ」


涙をぼろぼろ流しながら
それでも喘ぎ声は止まらない。
意思と反する快感に、
竜崎は涙を流してるんだ。
‥素直になればいいのに。


「‥外でするの、そんなに嫌なんだ?」
「ぁっ、当たり、前っ‥ですっ」
「こんなに感じてるのに?」
「んぅ、誰かっ、来たらっ‥」
「誰も来ないよ」


根拠なんてないけど。


「それに、もし誰か来たら見せ付ければいいよ」
「変、態っ‥」


竜崎にも限界が近いよう。
僕ももう限界。


「そろそろイこうか」
「んっ、腕っ‥」
「腕、痛い?」
「違っ‥遠いっ‥」
「え?」


竜崎の言葉の意味を理解出来ず
だけど帯を解いた。


「んっ‥月くっ」


解いた瞬間、竜崎は僕の胸に身を預ける。
僕は繋がりながら支える。


「竜崎?」
「ん、やっと‥近くに‥」


愛しい。
この感情は竜崎しか作ることが出来ないもの。


「ごめんね。腕、痛くない?」
「んっ、痛いですよっ、馬鹿」
「ごめん。」
「‥もういいです。それより、早くっ‥」
「うん、愛してる」


そう言って僕は
中に収まっているものを
突き動かした。


「はっ、はっ‥あっ」
「ん、竜崎‥」
「やっ、は‥月くっ」
「んっ‥?」
「好‥っき、で‥すっ」
「‥ん、僕も。」
「んゃぁっ、あっ、んんぅっ!!」
「っ……‥」


どっちが先かも分からず達した。






「鬼畜、非人道的、変態」
「非人道的は酷いな」
「最低です。外で犯された上に中に出すなんて」
「犯してなんてないじゃないか。同意の上でのセックスだ」
「‥もういいです、話になりませんから」


竜崎は立ち上がった。


「どこ行くの?」
「捜査が残ってます。」
「その格好で?浴衣はだけてる」


僕も立ち上がって
竜崎の浴衣を直した。


「うん、これで大丈夫。」
「‥有難うございます」

「うん。」


僕と竜崎は歩き出す。


「また浴衣着ようね」
「いえ、もう結構です。また月くんが外で犯してきたら困るので。」
「じゃあ家ならいいの?」
「‥気持ち悪いです」


竜崎は僕を睨んだ。


たまには縛ったりも
美味しいかもな。


なんて思ってたら
竜崎が引いた目で僕を見てたから
心の中を見透かされたかと思った。



「好きだよ、竜崎」
「何ですか?急に。」
「いや、別に。」






好きだから
縛ったりすることも許して?


―END―





*あとがき*
お待たせ致しました!
25000hit
あん様にリクして頂きました。
「浴衣Lに愛ある強姦」
ということで素敵なリク有難うございます(^^)

強姦ネタは書いたことがなく、そもそも何処からが強姦かも分からず(笑)
駄文、丸出しです(;_;)
本当にすみません。


リク有難うございました☆



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あきゅろす。
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