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約束(月L)8888hit*


―約束は守らなきゃ。
そのための約束だろ?

守らなければ
お仕置きだよ?


「―あれほど言ったよね?松田とは喋るなって。」
「そんなの不可能です!一応松田は捜査員ですよ?」
「さっきのは捜査員としての話じゃない」
「聞いてたんですか?」
「聞かれちゃまずいことでもあるのか?」

さっき竜崎と松田は、雑談を交わしていた。
好きな女性のタイプの話。

「‥驚いたな、まさか竜崎が女も好きだったなんて」
「あれは松田に話を合わせてやっただけです!」
「合わせる必要なんてないだろ?」

面白くない
面白くないよ、竜崎。

君は僕だけ見てればいいのに。
それ以外は何も見えなければいい。
心の中の黒い部分が
心の全部を占めた気がした。

「‥竜崎」
「ちょっ、月くっ‥」

僕は竜崎の手を引いた。

「まだ捜査中ですよっ」
「構わない。」
「私は構いますっ」

竜崎は僕を睨んだ。
その目にさえそそられる。
欲情する。

「ちょっ‥嫌ですっ」
「嫌とは言わせない」

僕は竜崎の腕を強く引いて、自分達の部屋に連れて行った。

ドアを静かに閉めて、鍵もかけた。
竜崎をベッドに押し倒す。

「お仕置きだよ」
「変態っぽい‥セリフですね」

竜崎の耳にキスした。
震える竜崎。

「ん、くすぐった‥い、ですっ」

耳の次は頬。
舌先で舐める。
竜崎から小さな喘ぎ声が聞こえてきた。

「‥もう反応してるね」
「やっ、いきなり‥」
「可愛い、濡れてる」
「んんっ、変態っ」

竜崎のものは既に反応していて、僕の手に竜崎の愛液が絡み付く。

「こんなに硬くなって。竜崎変態。」
「それは月くんがっ、触るからあっ」
「勝手に感じてるのは竜崎でしょ?」

竜崎は悔しそうに僕を睨んだ。
ふと僕はいいことを思い付いた。

「ちょっと待ってて」
「…?」

僕は立ち上がって引き出しを引いた。
中からある物を取り出してポケットに入れる。

「何、ですか‥?」
「後で分かるよ」

僕は竜崎にもう一度近付きキスをした。

「口でしてあげる」
「っ‥んぁっ、はっ」

口内に竜崎を迎え入れた。
腰を浮かす竜崎。
歯で噛んだり、舌先で舐めたりして刺激する。
ついでに後ろの蕾にも指を突き入れた。

「んぁっ、イッちゃう‥んんっ、らぃとくっ‥」
イク寸前のところで口を離した。

「ふぁっ‥やだっ」
イけないもどかしさからか、竜崎は泣き出す。

僕は引き出しから持ってきた物をポケットから取り出し、指の代わりに竜崎の蕾に宛がった。

「やっ、なにっ‥」
「何って、ローター。」
「やだあっ、抜いて下さっ‥やぁあっ」
「要求出来る立場じゃないだろ?お仕置きされてるんだから。」

僕はローターのスイッチを入れた。

「ひやぁあっ!!」

鳴り出す機械音。
竜崎は腰をくねらせて感じていた。

「んあっ!ぁあっ‥」
「感じ過ぎ。変態」
「んんぅっ‥らぃ、く」
「ん?」
「イキ‥たっ」
「まだダメ」
「ゃあんっ‥」

竜崎は身を捩る。
可愛くて目眩がした。

「んっ‥」
「何してんの?」
「ゃあっ」

竜崎は勝手に前を弄ろうとした。
僕は無表情で竜崎の腕を掴んで睨んだ。

「‥お仕置きの意味分かってる?」
「ふぇっ‥っ…」

ぼろぼろと大粒の涙が溢れ出した。

「勝手にイこうとした罰。ぺんぺんね」
「ぺん、ぺん‥?」
「うん、こっち来て」

竜崎を抱き締めながら目の前に四つん這いにさせた。

「全部、丸見え。」
「やっ、見ないでっ」
「分かる?ローターくわえて、ヤラシイ汁垂らして」
「言わなっ、いで‥っ」
「さっきは勝手にイこうとするし、本当淫乱。」
「ひっく‥」
「お仕置きね、」

パンッ
パンッ‥

「痛っ‥ゃあっ」
「僕との約束を守らず松田なんかと話す竜崎にはお尻ぺんぺんだ」
「痛いっ、やだぁっ」
「痛くて感じてるんじゃないの?ほら、さっきより硬くなってる。」
「はぁっ、ひぁぁっ」

まさか叩いて感じるとは思ってもみなかった。
さっきよりも竜崎の分身は蜜を滴らせて感じ切っていた。

「ローター、ぐちゃぐちゃだね」
「んっんっ‥」
「もう松田と話さない?」

竜崎はうんうんと頷く。

「いい子、ご褒美ね」
「ゃあぁぁぁっ」

ローターを強めた。
竜崎はイキたくて、でも足りなくて涙を流す。
そしてまた自分のそこに手を伸ばした。

「また勝手に‥」
「やっ、許して下さっ」
「お仕置きだよ」

竜崎の両手をひとまとめにしてローターの強さを最高にして、またお尻を叩いた。
そしたら‥

「ゃあっ‥あぁぁっんっ!っ…っ‥」
「え?‥」

竜崎は白い液体を吹いた。
息を荒く吐く竜崎。

「叩かれて‥イッたのか?」
「ん……」

竜崎は恥ずかしくて涙を流してシーツに隠れてしまった。

「ドMにも程があるな」
「ぅ…‥」
「叩かれてイクなんて淫乱じゃなきゃ出来ない。でも…」
そこも好き。

僕はキスを落とした。

「これ、抜くね」
「ひゃぁあっ」

ローターを抜かれたぐちゃぐちゃなそこに指を突っ込んだ。

「こんなにベタベタにして、竜崎ヤラシイ」
「んんっ‥」
「挿れて欲しい?」
「んっ、」

竜崎は涙でぐちゃぐちゃになった顔で頷いた。

「いい子、ご褒美だよ」
「ゃあぁぁっ!!」

いきなり突っ込んだ。
竜崎は背を仰け反らせる。

それがとてもヤラしくて綺麗だった。

「ふっ、ふぇっ‥ゃんっ」
「ドコがいいの?」

分かってる癖に聞く。
君に求められたくて。

「ん、そこっ、ふゃっ‥んんっ、ぅあっ」
「ココ?」
「んぁっ!!イっ‥んあっ」
「可愛い‥」

中がヒクヒクと動く。
竜崎の限界を感じとって、僕は激しく突き上げる。
竜崎は狂ったように喘ぎ声をあげる。

「もっ、イクっ‥イッちゃ‥ゃあんっ」
「‥いいよ、イって」
「んんっ」

竜崎は僕の首に腕をまわして引き寄せる。
耳許で聞こえる竜崎の熱に自分も昂る。

「んんっ…‥ぁっ、…‥んぅっ!!…‥」
「っ……‥‥」

一気にベッドに雪崩れた。


***



プルルル、プルルル‥
部屋に響く電話の音で目を覚ました。
僕の上には竜崎が、気だるそうに眠っている。
腕を伸ばして電話に出た。

「‥もしもし」
「あっ!やっと出たあっ」

予想通り、電話をかけてきた人物は松田さん。

「ライト君も竜崎も、ずっと電話出てくれないから心配したよっ」
「ああ‥すいません」

時計を見れば夕方。
あれから一時間くらい眠っていたらしい。

「何かあったの?」
「ああ-‥竜崎が急に体調を壊してしまって」
「そうだったの!?竜崎は大丈夫?」
「いま寝かせてるんで大丈夫です」
「―ん‥」

竜崎は目を覚ました。

「‥では竜崎の体調が良くなったらまた行きます」

そう言って僕は電話を切った。

「‥誰ですか?」
「松田さん。」

竜崎は目を瞑った。

「‥だるいです」
「うん」
「喉も痛いです」
「枯れてるもんね」
「腰も痛いです」
「あれだけ激しければね」
「…………」

竜崎は僕を睨んだ。
僕は笑った。

「全部、月くんのせいです。責任とって下さい」
「僕のせいじゃないよ、約束を破った自分が悪い」

竜崎は唇を噛んだ。

「‥もう月くんとは約束しません」
「ふーん、じゃあ僕もしない。」

これからはミサと必要以上に喋るから。と
竜崎の耳許で言った。

「‥狡いですよ?」
「何で?」
「…貴方より意地が悪い人はいませんね」
「有難う。」
「誉めてません」

竜崎はベッドに項垂れて、また眠りそうだった。

「‥捜査はいいの?」
「行きますよ。ですが誰かさんにめちゃくちゃにされて立てないんです」

竜崎は溜め息をついた。
確かに今日は少しやり過ぎたな。

「まさか月くんが人を叩く事が好きだなんて。」
「僕もまさか竜崎が叩かれてイ‥」
「変態っ」

布団で顔を隠されてしまった。
きっと真っ赤に違いない。

「竜崎‥」
「‥何です?」
「ごめんね。」
「え?」

竜崎は目を丸くして僕を見た。

「さすがに苛め過ぎた、悪かった」
「‥月くん」

僕は竜崎を抱き締めた。

「―‥今日、私動けませんから」
「うん」
「このあと残ってる仕事片付けてくれますか?」
「勿論。」
「あとケーキと紅茶を私に持って来て下さい」
「うん、後は?」
「あとは‥」

竜崎は少し俯いて言った。

「やっぱりミサさんとは必要以上に喋らないで下さい、約束です」
「…‥あはは」
「何笑ってるんですか?」
「いや、うん。君が可愛くて。」

愛おしい存在。
とても、とても。

「何でも聞いてあげる。その代わりに」


僕との約束守ってね






君と僕の約束。








end





*あとがき*
8888番を踏んでしまった、みん様にリクして頂きました。
『お尻ぺんぺん』という事で素敵なリク有難うございますm(__)m
何やら、激変態の方向へ進んでしまい、誠に失礼致します。
たまには激裏もいいですね(笑)

それでは、長文失礼致します。



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あきゅろす。
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