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にゃんにゃん(月L)*


「―インターネットって便利だな」
「いきなり何です?」

夜になり二人きり。
静かな闇が空に広がる。

竜崎はソファーに座ってケーキを食べていた。
僕はその隣で竜崎を眺めてる。

「‥そんな事より紅茶はもういらないの?」
「ああ‥入れてくれるんですか?」
竜崎のティーカップは空。

「入れてきてあげるよ」
「私も行きます、コレがあるんで。」
竜崎は手を挙げて、僕との間にある鎖を鳴らした。
「大丈夫だよ、キッチンまでなら行ける。」
「そうですか、じゃあお願いします。」

僕はキッチンに行ってカップに紅茶を注いだ。
それとポケットから小さな小瓶を取り出して中の液体を一滴、二滴。

「お待たせ、どうぞ。」
「…………」
「どうした?」
「‥毒とか入れてないでしょうね?」
「何のために?」
「キラだからです。私を殺すために。」
「僕はキラじゃない。」
「……………」

竜崎は僕に疑いの目を向けながら紅茶を一口。

「暫くしてから効果がある毒ですか?」
「馬鹿、毒なんか入れてないって言ってるだろ。」

そう、毒は入れてないよ
‥毒は、ね。

「ま、そういう事にしておきましょうか。」
ズルズルと紅茶をすする音が響く。

―もうすぐ
もうすぐだ。

暫く僕は竜崎の隣で雑誌を読んでいた。
竜崎を気にしながら。

―カタン
「‥竜崎?」
竜崎の指からティーカップが外れた。
「…夜神く‥っ」
「ん?」
「紅茶にっ…何を‥入れたんですかっ‥?」
「何って‥これ。」
僕はポケットから小瓶を取り出して見せた。

「それは‥っ」
「うん、媚薬。身体熱くて苦しいだろ?インターネットの通販で買ったんだ。本当インターネットって便利だよな。」
「最‥低っ…」
「大丈夫、ちゃんと気持ち良くしてあげるから」

僕はその言葉を最後に竜崎を抱き上げベッドへと運んだ。
竜崎もいつものような抵抗は見せなかった。



「…っ‥ふぁっ…」
濃厚なキスをする。
舌と舌が絡むイヤらしい音が聴覚を犯した。
いつもはなすがまままにされている竜崎も、今日は僕の頭を抱き締め、激しく舌を絡めてくる。

「‥可愛い、我慢できないんだ?」
竜崎の可愛い分身に指を絡めればびちょびちょに濡れていた。

「うるさっ‥も、早くっ」
「‥うーん、どうしよう」
僕の中のS心が騒ぐ。

「―あ、そうだ。」
「っ……?」
「ちょっと待ってて、いいもの持ってきてあげる」
僕はそう言って引き出しからある物を持ってきた。

「…な‥に…?」
「猫耳、可愛いだろ?」
「………変態。」
「嫌そうな顔するなよ、早くつけて?」
「……はい‥?」
「早くつけなきゃ続きしないよ?」

いつもの竜崎なら絶対つけたりしない。
人一倍プライド高い竜崎のことだ。
だが今日は竜崎も余裕がないみたい。

「………分かりました」
「うん、いい子。」
僕は竜崎の額にキスした。

早速竜崎は可愛らしい黒い猫耳をつけ、もじもじしていた。
―犯罪だ。
こんな可愛いなんて危なすぎる。
漆黒の瞳に涙を溜めて、頬を桜色に染め僕を見つめてる。
「早く‥つけたんですから‥もぅ焦らさないで‥」

…っ!!!!
可愛い過ぎっ
僕だって我慢出来ない。
おいしくいただきます。

「そうだね、いい子な竜崎にはご褒美だ。」
僕は竜崎の可愛い分身にキスをして舐めあげた。

「ひゃあっ!!だめっ‥」
「あ」
「…っ……?」
「いま竜崎は猫なんだからちゃんと鳴かないと駄目だろ?」
「鳴く‥?」
「うん、にゃあって。」
「‥や、嫌ですっ…」
「…出来るよね?」
竜崎は俯いてしまった。
そして静かに頷いた。
「いい子」
僕は行為を再開した。

「ふぇっ‥アっ…ぁっ」
可愛い喘ぎ声に欲情した
もっと聞きたい

「‥指、挿れるね」
「やあっ!!あっ‥ぁっ」

竜崎の中は僕の指に絡みついてくる。
その痛いくらいな締め付けにまた欲情した。

「あぁっ、あっ、もっと‥もっとっ」
息を荒げて喘ぐ。
愛しくて仕方ない。

「‥ココ?」
「ゃあっ、はいっ‥そこっ‥イイっ」

涙をぼろぼろ流しながら感じてる竜崎。
正直、僕もそろそろ我慢の限界。

「‥挿れるよ」
「っ!?ひゃあっ!‥はっはっ‥あぁんっ!!」

僕は有無言わさず突き挿れた。
竜崎の目からは大量の涙が溢れていた。
僕が腰を進めるたび、猫耳が可愛く揺れてる。
酷く欲情した。

「あっあっ‥まだっ‥ダメっ‥動かしちゃっ‥」
「…っ……」
僕は腰を奥に奥にと突き動かした。

「アっ‥やっやっ、ダメって言ったのにっ‥」
「何で駄目なの?」
「イッちゃう、イッちゃうからっ‥すぐイッちゃうっ‥っ」
「じゃあ…こうしようか」
「ひゃあっ!!」

僕は竜崎の分身を根本から戒めた。
勝手に達することなどないように。

「ヤダっ‥手放してっ」
「だーめ、勝手にイクでしょ?」

竜崎はツンと拗ねた。
まるで子供のよう。
赤くなった頬にキスをあげた。

「‥続けるよ。」
「ひゃあんっ、あっ、あぁんっ‥」

きつい締め付けに自分が達しかけた。
気を抜いたら今日は危ないかもしれない。

「―‥竜崎の中、気持ちいい‥きゅうきゅう締め付けてる。」
「あっ、夜神く、だって‥今日大き…っあぁっ‥」
「竜崎のせいだよ、今日可愛過ぎ」
「アッアッ、もうっ‥イキたいですっ」
「我慢できないの?」
「できなっ、ふぁっ」

そういえば‥
竜崎ににゃんって可愛く鳴いてもらってない。
ちゃんと鳴いてもらわないとね。

「もうイクっ‥放してっ‥あんっ」
「放すけど、イク時ちゃんと可愛く鳴くんだよ?」

うんうんて竜崎は頷いた。
僕は解放してやり、
今まで以上に突きあげた。

「アッ、ひぁっ‥イクっ、ぅあっ」
「…っ…僕も。」
「うゃあっ、あっ、にゃっ‥にゃあっっ!!!」

竜崎は身体を痙攣させながら全てを吐き出した。
僕は腹に当たる竜崎の熱い液体に安心し僕も達した。



「……………」
竜崎は失神したまま寝ている。
どちらのものだか分からないぐじょぐじょの液体にまみれた身体。

僕は竜崎の頬を舐め
唇にキスをした。

ふと気が付けば竜崎の頭に可愛い黒耳が。
猫なんかより竜崎の甘い鳴き声の方が数倍可愛い。

きっと起きたら恥ずかしくて布団に隠れてしまうだろうけど
君が達する瞬間に鳴いた可愛い声はちゃんて耳に残してあるから。



僕はもう一度キスをした。

「もう一回猫プレイしようね☆」



end



*あとがき*
ふぅ子様にリクして頂きました☆

『媚薬猫耳プレイ』という事でどうでしょうか?
まだまだ力足らずでリクにちゃんと応えられず、すみません(;_;)

個人的にはもっと猫耳を活かしたかったんですが‥
駄文すみません。
少しでも楽しんで頂けたら光栄であります★





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