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キリリク


 言いたい放題?つか、ユキの妄想(?)が俺のコト?尻に敷いてる??


 茫然自失で固まってる俺なんて、当然置いてきぼりでトークは進む。


司会(♀)「ああ、噂の彼女ですか。とても話題になりましたよね、彼女を特定出来なかったけど」

我羅「色んな女性が浮上しましたよねぇ」

夕貴「面白かったよね、アレ。マネージャー説が飛び出してきた時は、腹抱えて笑ったー」


 百年かかっても恋人は見つけられまい。ユキの従兄弟で、男のこの俺は。


司会「あの騒ぎの時はショック受けたファンが自殺しようとしたり、大変だったんですよね」

華音「こんな女タラシの為に死ぬコトない!」

摩哉「まぁねー。捨てないで、とか平気で言っちゃう男だからね、紫雪は」

紫雪「いや、誰にでも言ってる訳じゃないよ?」


 なんだろ、このイヤな会話は。またしても「捨てないで」発言だよ…。こんな羞恥プレイ勘弁だよ…。


夕貴「紫雪のが断然惚れ込んでるよね。恋人、サッパリしてるもん」

紫雪「いやいや、つい最近ヤキモチ焼いてくれたから。超可愛いかった」


 ああっっっ!!今朝のか?!今朝のアレかぁ!?それを言うなぁぁぁっっ!


摩哉「ナニソレ、初耳。後で詳しく聞かせろ。どうせ話したくてウズウズしてんだろ、お前」


 サ・イ・ア・ク!摩哉さんが食いついてキター!!ユキも、後でな、とか言ってんな!



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あきゅろす。
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