絶対無敵! B 委員会議が終わるなり、光速でメールを打ち、ユキに送信。 To ユキ Sub 絶対に! ――――――――――――――― 今日仕事終わったら、秋子さんも連れて帰ってきて! 日付け変更するまでには終わってくれ、と祈りながら送信。 すると3分後には返信が。 From ユキ Sub なんで? ――――――――――――――― 10時ぐらいに帰れると思うけど、なんで秋子が必要なの? 22時なら何とか起きてられる、良かった。秋子さんが必要な理由の説明は面倒だったので、《帰ってきたら教える》と答え、切り身以外の特売品を買うべく、いつものスーパーへエコバッグ持参で向かった。 「なんで教えてくれなかったのさー」 作っておいた夕飯を温め直しながら、ダイニングで寛ぐ秋子さんに文句を言う。秋子さんが家に来るなり文句連発。 「だって、知ってるのかと思ってたんですもの」 優雅にお茶を飲み、艶やかな唇を笑みの形に変えて、最強の姉は軽く言い放つ。 「それより、なっちゃん、実行委員さんなのね。来週が楽しみだわ」 にぃ、って擬音が似合うくらいな企み笑顔が全開な秋子さんに、カレーをかき混ぜてた手が止まる。 俺のそばで鍋覗いてるユキが嫌そうな顔をした。 「打ち合わせ、来週?」 「そうよ」 「俺も行く」 「バカ言ってるんじゃないの。自分の仕事があるでしょう?」 だだこねるユキを一蹴。まぁ、ユキにも来られると迷惑だからね。秋子さんに賛同。 [*前へ][次へ#] [戻る] |