テニスの王子様
ご対面
日曜日前日
謙「白石〜明日の大会って何時集合なん?」
白「明日は9時やで。せや。俺ちょっと東京行かなアカンのや。」
小「東京ー?」
白「ちょお、用事あってな。その用事ってのはな…(説明)」
光「記憶喪失ッスか?」
謙「ほんまにある話なんやな。」
小「でも、なんで白石なんやろね。」
白「それは、分からん。けど、その子ごっつテニス好きでなそれも忘れてるんやけど。スクラップノートにな綺麗にまとめてあるんや!」
謙「スクラップノートー?」
白「俺らの名前とかテニススタイルとか、細かく書いてあってな。それが、青学とか山吹とか色んなとこのもあるんやけど。」
一「けど?」
白「一人一人にコメントが書いてあってな、それがホンマにすごいんや!」
謙「なんで?」
白「ただのファンやあらへん!俺らのことよーく見とってくれててな。」
一「ほんまかいな。」
光「そんなこと言っとってもただの追っかけとかやあらへんの?」
白「そりゃないと思うで。財前、お前のコメントも謙也のもみんなのも読んだらわかるで。明日持ってきてもらうから読んでみ?」
謙「なんや、楽しみになってきたなぁ!」
* * *
白「都ちゃん?準備できたか?」
『はい!』
白「ほな、行こうか。」
電車や新幹線を乗り継いで大阪に到着。
白「ここが俺らの舞台や!」
『…。』
白「せや、メンバーのとこ行こうか」
『すみません。お手洗いに行ってもいいですか?』
白「おん。場所はあそこな?ここで待ってるさかい行っといで。」
都がトイレから出た時
男1「そこのねーちゃん、俺らと遊ばね?」
『なんでですか?』
男2「ねーちゃん、かわいーからさ!」
『結構です。』
男1「冷たいこと言わないでさー」
『やめてください』
男2が連れて行こうと手を引っ張る
そのころ財前
光「(なんやねん。トイレの前で騒ぎおって。)」って見た時に女の子が絡まれているのに気が付き持っていたボールを女の子の腕を掴んでいる男の手をめがけて打ち込んだ。
男2「いってぇな!」
光「その女、俺の彼女なんで手出さないでもらえます?」
男1「はぁ?んなわけ無いだろ!」
光「は、勝手にさわんなって言っとるやろ!」
『あの、』
光「黙っとき[耳打ち]はよ、どっか言行ってくれます?」
男1「んだよ、うっせーなー」と言って去ってったふたり。
『助けていただいてありがとうございました。』
光「別に邪魔やったから。」と言って歩き出す。
都は白石のもとへ。
白「行こうか。」と言って、手をつないでメンバーのもとへ。
謙「おー白石やんか!おっそいわ!」
白「すまんすまんちょっとなぁー」と言って都の手を引く。
謙「何手繋いでんねん!」
白「いや、はぐれたらあかんし。」
金「その子が昨日言っとったねーちゃんか?」
白「せやてわ、ちゃんと挨拶しいや?」
金「わい、遠山金太郎!よろしゅう!」と強引に握手する
白「金ちゃん、びっくりしてるやん。」
『あの…。』
金「すまんな!ねーちゃん!」
『ううん。大丈夫。』
白「紹介するわ。昨日言った蓮見都さんや!」
『蓮見です。』と、一礼
謙「俺は忍足謙也や!」
小「金色小春言いますねん。よろしゅう〜!」
と、どんどん挨拶していく。
白「あれ?財前は?」
小「光なら、トイレ行ったわよ。って、あ、いたいた!」
白「ざいぜーん!」と叫ぶ
白「この子が昨日話した蓮見都ちゃんや」
光「ども。財前光です。って、さっきもあったよな」
『うん。』
白「顔見知りなん?」
光「いや、トイレの前で不良に絡まれとったの助けたんですわ」
白「ええ!?絡まれたん?」
『う、うん。』
光「ちゅーな、あん時部長居たんスか。」
白「気付かんくて堪忍な」
光「これから、よろしく頼んます。」
『よろしくね。』
白「まぁ、自己紹介もしたことだしあの、ノート見してくれん?」
『はい。』と、言ってスクラップノートを渡す
一「なんやそのノート」
白「これな、昨日言ったスクラップノートや。ほら、ここにコメント書いてあるやろ?呼んでみ」と言ってページを開いて渡す
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