テニスの王子様
出会い
ナース「電話番号が分かりました。」
ドクター「早速かけてみよう。」
プルルルル
ドクター「もしもし?」
白「もしもし?」
ドクター「東京病院ですが。白石蔵ノ介くんですか?」
白「はい。」
ドクター「どうもはじめまして。東京病院のドクターで佐藤です。」
白「はじめまして。」
ドクター「いきなりなんですが…あの、近々こちらの病院にいらしてはくれませんか?」
白「なんでですか?」
ドクター「(説明)」
白「聞いたことあらへん名前ですね。せやけど、次の土曜日でええなら行けるで。」
ドクター「ありがとうございます。では、お待ちしています。」
がちゃ
* * *
白「(ここが東京病院か)」
ナースステーション
白「すみません。あの、佐藤ドクター居ますか?」
ナース「あ、はい。今呼びますね。」
しばらくして
ドクター「君が白石くんだね?」
白「はい。」
ドクター「はじめまして。」
白「はじめまして。」
ドクター「早速ですが、会っていただけますか?」
白「はい。」
都の部屋
ドクター「都ちゃん?お客さんですよ。」
ガラガラ
ドクター「この人は白石蔵ノ介って言ってね君がくーちゃんって言った人だと思って連れてきたんだ。」
白「白石蔵ノ介です。よろしゅう。」
『よろしく?』
ドクター「まぁ二人で少し話してみるといいよ。何か合ったらナースコールおしてね。」と、出て行った
白「(ってどないすんねん)えっと、名前は蓮見都やったな?」
『うん。』
白「なんで俺の名前出したん?」
『わかんない。』
白「そか、都ちゃんはテニス好きなん?」
『テニス?わかんない。』
白「そか」と、一つの本に目が止まる
綺麗にスクラップされている本を指差し
白「あれ、見てもええ?」
『いいよ。』
白「おおきに。」と、めくっていくとそこには白石が知っている名前がズラリ
白「(忍足謙也。通称浪速のスピードスター。テニススタイル、カウンターパンチャー。財前光。通称天才。2年にしてレギュラー入り…。四天のみんなのもあんな。俺のまである。白石蔵ノ介。中3。バイブルと呼ばれるプレー。円卓ショットなんかもする。)」と、どんどんめくっていくと
白「(青学、立海、氷帝、山吹…色んなとこまであるんやなぁ。すごい情報やわ!にしてテニスの事詳しく書いてあんなぁ。普通のファンの子とちゃうんかな?…なんか書いてある。白石くんは、チームのために完璧なテニスをしています。自分のしたいことを抑えこむのってどんな気持ちかは分からないけど本当に優しくて強い人だと思った。…俺のことちゃんと見ててくれたんか。財前光くんは、2年生ですごい。それだけじゃない。光くんはとっても先輩思いでいっつも口が悪けど、それは愛情の裏返し。謙也のは…。空気が読めてなさそうで読んでる。賑やかだけど実は寂しがりや。謙也が?ほんますごい子やな。)これありがとな。」と言って返す
『何が?』
白「なんでも、あらへん。」
* * *
白「なぁ、今度の日曜試合あんねん。身にこおへん?」
『試合?』
白「せやで。関西大会に出るんや!」
『そうなんだ。』
白「行ってみん?なんか思い出すかもしれへんで!」
『うんいいけど』
白「けど?」
『外でたことないから怖いの』
白「せやったら、迎えに来たるで。」
『いいの?』
白「おん!」
『じゃあお願いしようかな?』
白「じゃあ、ドクターに聞いて見るな。」
『うん。』
白「ほなまたな!」
『うん!』
ドクター「大会か…。うん!いい事だと思うよ!なにか思い出すかもしれないし。」
白「じゃあ、日曜日迎えに来ます。」
ドクター「よろしく頼むよ。」
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