テニスの王子様
ダンスパーティーにご招待
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今日の6時に跡部王国に集合
ダンス必須
『はあああーー!?』
廊下に響き渡る声
『え!?ダンス必須!?ナニソレ!?
イミワカンナイ!私踊れないし!!!
これ、他に誰が招待されてるの?知らない人だったら
どうしようー…。私と踊る人ご愁傷さま。
足踏まれまくって腫れたらごめんなさい。』
去年彼女はダンスパーティーに呼ばれていて
跡部と踊ったら足を踏みまくったあげく転んだため
それ以来ダンスパーティーはトラウマである
『練習しよ。てか、着る服ないー…えぇ、どうしよう!
取り合えず制服でいくか…
ステップステップワンツーワンツークルリと回って
イナバウワーはしないよ(笑)
クイッククイックスロー
クイッククイックスロー…』
周りから見たら異様な光景だ(笑)
***
そんなことをしているうちに
約束の時間まであと少し
私は今ここにいる
そう、ダンスパーティー会場
「跡部王国」
『(相変わらずのデカさだわ。浮いてるよ。うん
浮きすぎてるよ私。お城目の前に制服だもん。
さーて取り合えず跡部くん探しかな?)』
とインターホンならぬおしゃれなドアベルを鳴らす
しばらくすると中からメイドさんがでてきた
「なにかご用でしょうか?」
『あの、今日のダンスパーティーに招待されて…跡部くん居ますか?』
「いらっしゃいますよ。もしかして、蓮見さんですか?」
『はい、そうです!』
「お坊っちゃまからお話は聞いております。
ではこちらへ」
といって促されるままに歩き続けること5分
衣装ルームのような所に着いた
「お坊っちゃまからの伝言で、ここにあるドレス好きなものを選べ…とのことなのでお好きなドレスをお選びください。そのあとメイク、髪型…の順番にしていくのでドレスが決まり次第お声をかけてくださいね。」
『あ、はい。ありがとうございます。』
『(って、ちょっと待とうよ!行きなりつれてこられても…困るよ!ど、ドレス?どれがいいの?どれが私に似合うの?わかんないよー!!メイドさんは…)』
メイドさんをチラ見
『(メイドさんニコニコしながら待ってるよ〜
ヒャー。どうする私!メイドさんに選んでもらう!?そうしよう!うん。私にはセンスという名の欠片もないからな! )
あのー…メイd「 都やー!ほんまにおったで!」』
誰ですか私の話の邪魔をするのは
と、振り向いてみると
ぶはっ!
おっと鼻血失礼
『(て、天使が天使が目の前にいるわ!)金ちゃん!?
ど、どどどどうしたのー!?』
あまりの興奮にどもりすぎた(笑)
「あんなー!跡部ちゅーやつにダンスパーティー呼ばれてな!ほんで大阪からきてん!」
にぱっ!っていう効果音がつきそうな笑顔で話してくる少年
ダメよ、ここは押さえて押さえて…
深呼吸すーはー
よし
『金ちゃんも呼ばれたんだ〜!東京までよくこれたね?』
「わい、一人だけじゃないで〜!白石達もおるで!」
『じゃあ、何で金ちゃんここにいるの?』
「あんな、トイレいっとたら迷ってしもうてテキトーに
ドア開けたら 都がおったんやー!」
『そうなんだー!でも、勝手にドア開けちゃダメだよ?』
にこっ
「おん!せや、ここで 都何しとるん?」
『ど、ドレス選びかな?』
「都は、何着るん?」
『まだ決まってなくて悩んでるの…』
「せやったらわいがあいつ呼んでくるで!」
さて、5分後にドレス選びを手伝ってくれるのは?
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