テニスの王子様
ここが入り口だったinparallelworld
『(やっとついたぁぁー!財前くんに電話しなきゃね)』
はい、やっと大阪着きました
ただいま午後5時
一番安いルート出来たらやたらと時間がかかったことは
後にして
中学生一人で大阪にたどり着けたことに誰か誉めて欲しい
プルルルルル
ガチャ
「この番号は現在使われておりません」
『(はい?なんの冗談でしょうか…間違ってないよ!
なんで繋がらないのー?)』
ヴーヴーヴーヴーヴーヴーヴー
『(あ、財前くん)』
ガチャ
『もしもし?』
「先輩今どこッスか?」
『今ちょうど駅だよ』
「タイミングええッスね。じゃあ後程」
ガチャ
しばらくして
『(ここか、ココシ図書館。うん。間違ってない間違ってない。あれ?財前くん遅いなー)』
[財前side]
「(先輩迷ったんかな…コケシ言うたのに)」
[ 蓮見side]
ヴーヴーヴーヴーヴーヴーヴー
『もしもし?』
「先輩今どこッスか?」
『今ココシ図書館だよ』
「どこッスかそれ。コケシいいましたやん」
『でも地図になかったよー!』
「ちゃんと大阪で調べとります?」
『うん!』
「じゃあ場所変えましょっか」
『どっかもっと分かりやすいとこがいいな』
「じゃあ学校にしまへん?四天宝寺中。の門前で」
『財前くんの通ってる学校だよね!りょーかい!』
「6時待ち合わせってことで」
『はーい!』
ガチャ
『(えーと、してんほーじしてんほーじ…と。あったあった
四天王寺。ここから10分か。よし!行こう!)』
10分後
『(着いた着いた6時ジャストー♪)』
きょろきょろ
『(あれ?門ってここだよね?財前くん遅いなぁー)』
ヴーヴーヴーヴーヴーヴー
「もしもし?先輩今どこです?」
『してんほーじ』
「俺も今いますけど人一人いないんやけど」
『門の前だよねー』
「せやで。」
『いるよー?』
「なんか目立つことしてくださいよ」
ぴょん
『はい、今jumpした』
「そんな人おらんけどー…本当に学校あってます?」
『うん!漢字の四に天才の天王様の王に寺の寺で
四天王寺!』
「それ、俺の学校ちゃいますわ。四天王寺じゃのうて
漢字の四に天才の天、宝物の宝に寺の寺っすよ」
『あれ?王じゃなくて宝?』
「おん」
「(でも、おかしいな…そこまで似とる学校の名前聞いたことあらへん)」
『ちょっと近くの交番行って聞いてくるねー!』
「わかったっす」
ガチャ
『(四天宝寺中…ない)』
交番へgo
『すみませんー』
「はい。なにかようでしょうか?」
『あのー四天宝寺ってどうやって行くんですか?』
「四天王寺ですかー。四天王寺は…[説明中]」
『いや、あの!四天王寺ではなく、四天宝寺です!』
「四天宝寺ですか?四天宝寺中なんてありませんよ」
『そ、そうですか…ありがとうございました』
むむむ
現在私の三毛に深い皺が存在しているよ
『(ないってどーゆーこと?財前くん今どこですか…)』
[財前side]
「(四天王寺なんて聞いたことあらんわ。)」
プルルルルルルル
ガチャ
『もしもし?』
「場所わかりました?」
『……』
「 蓮見先輩?どないしたんですか?」
『……ぅう…。』
「先輩!?』
『…ぃの…』
「へ?」
『…ないの…!交番で聞いたけど四天宝寺中なんてないって言われた!』
蓮見先輩泣いとるん?
「先輩泣いてるんですか?」
『…ぐすっ。泣いてないよ…』
「泣いてますやろ」
『んなことない…』
「先輩今どこですか?」
『四天王寺9-8-7だよ』
…四天宝寺に9丁目なんて聞いたことあらん
もう、真っ暗やし…
どうしたらええんや
「…七時半ですか」
『真っ暗だねぇ』
「先輩今まだ住宅地ですか?」
『うんそうだよ』
「先輩…コンビニかお店の中に行ってください」
『なんで?』
「危ないですやろ…真っ暗ですし」
『う、うん…』
移動
[ 蓮見side]
コンビニコンビニーと
カランカラン
プルルルルルルルルルルル
ガチヤ
『財前くん?』
「っはぁはぁはぁ…」
『財前くんどうしたの?』
「今走ってるんすよ」
『なんで?』
「いいから、先輩の居場所教えてください」
『○△コンビニにいる!』
「(は?そんなコンビニ知らんわ!)そのまんま通話状態にしといてください。(どうすりゃいいんだ…)」
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