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銀色世界で二人三脚
局長の敵と・・・
夕飯を食べ終えて、お妙ちゃんと新八君も帰って。
(送ろうか聞いたけど、新八君が居るから大丈夫だと言われた。素晴らしき姉弟だよね!)

神楽ちゃんが寝に押入れに行った頃、自分も帰ることにする。

(あー和んだ和んだ)

仕事中にあった憂鬱な出来事も、全部吹っ飛んだ気がするくらい和んだ。いいなぁ子供って。同い年の八ヱ門とは違った和みをくれるよ。


「肩の傷、お大事に」

「おう。菓子美味しかったぜ」


玄関口で別れ台詞を交わす。相変わらず銀時兄さんの感謝の言葉はぶっきらぼうだ。


「・・・銀時兄さん。たまに、ここに夕飯を食べに来てもいいですか?」


いや「独り身が寂しい」ワケじゃないけどね!
なんか、仕事で疲れた時の『癒し』って大切でしょう?その『癒し』が『神楽ちゃんと新八君と遊ぶこと』だって今日思いましてね!

いや自分はロリコンじゃないんですよ?!
可愛いものが好きなだけで!縫ぐるみとかの可愛いものが好きなだけなんだよ!!


「実費で材料買って来くるようなら、入れてやってもいいけどな」


突然の申し出に銀時兄さんは、案外早く答えてくれた。
頭をかいて、とてもめんどくさそうに答えてくれた。ソレたまに傷つくんですけど。


「・・・現金ですね。悲惨な食卓事情聞いた自分には文句言えませんが」

「うるせー。我が家には大飯食らいの娘っ子が居るんだからしゃーねーの!エンゲル係数半端ねーんだよ!!止めて悲惨とか悲しくなるから止めてェェ!!」


んー。やっぱりよく回る滑舌。

「では、たまに来ますね」と玄関近くの階段を下りると、頭上から名前を呼ばれる。
見上げると手すりにもたれている銀時兄さんの背中が見えた。



「食材買ってくるんなら、文句は言わねーよ。神楽も喜ぶだろ」



それは、やっぱりめんどくさそうに言われた。



「『また』なんて言わずに、来たくなったら『いつでも』来ればいいんじゃねーの?」



それだけ言い残して銀時兄さんは家に入って行った。もう玄関には明かりもついていない。


「いま、『いつでも』って‥‥言ってたよね。幻聴じゃないよね?」


『いつでも』ということは、これからは『いつでも』癒やしを楽しめるのか。


自分はこの年にして、『一時の平穏』を手にしたらしい。



「・・・・後で八ヱ門に自慢しよう」



電話して自慢したら、『ロリコン?』って言われた。
だから違うんだって!!







銀魂 第二巻
第九訓
『喧嘩はグーでやるべし』



終わり




××後記××
ほのぼのォォォ!!!(どうした?!)
銀時の寛大さ!人情!そんな感じよ伝われ〜。

土方副長が距離置いてる間に、別の人と仲良ししてますよ。完璧に作戦ミスの土方副長が可哀想過ぎる(笑)←!?

男主ロリコン疑惑浮上!ショタコンも?有りませんけどね。

お妙さんと知り合った男主。顔が平凡なので相手にはされてません。でも、料理できる男主との相性は良さそうですね。

勘の良い皆様には、「男主、万事屋へ転職!?」フラグを浮かべるかも。
有りませんけどね。いや有るかも?やっぱり無いですスミマセン。

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