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銀色世界で二人三脚
局長の敵と・・・
副長に斬られて肩を怪我しているはずの銀時兄さんは、見た目いつも通りだ。神楽ちゃん達を心配させないためとかあるんだろう。
もしくは、単に意地。

(よくやるなぁ。自分は痛かったら「痛いから休ませて下さい!」って言うのに。全身打撲のときは書置きだったけど・・・)


「進後君何してんの。ここはお前ん家じゃねーぞ」

「分かってますよ。‥‥お見舞いです。これ菓子折りと夕飯の材料なんですけど」
「なにィィ!菓子だと!?」

「やったー!お腹ペコペコだから早速食べるアル」

「ヤメロこれは銀さんが貰ったの!神楽は新八に夕飯の催促でもしてろって!!」


菓子折りを持ち上げて見せると、神楽ちゃんが荷物をもってテーブルにいそいそと広げだした。現金な子だなぁ・・・・。

銀時兄さんも一緒にガサガサ食べ出してるし。夕飯前にそんなにお菓子食べたら駄目ですって!


「組で聞きましたよ。上司が迷惑かけたみたいで申し訳ないです」

「あー・・それはソコの被害者に言えばいいんじゃね?」


銀時兄さんが菓子まみれの指で指した先には、自分がお客さんだと思っていた女性。
新八君が「僕の姉です」と成り行きを説明してくれる。

やっぱり近藤局長のストーカー行為から始まり、銀時兄さんとの決闘。
そして今は銀時兄さんが真選組のせいで怪我をしたという事で、お妙ちゃんは謝りに来たらしい。


「じゃあお妙ちゃんを局長がストーカーしてたんですね。ウチの上司がとんだご迷惑を・・申し訳ありませんでした」


深々と頭を下げる。

しかし、ここで[志村妙]に会うとは・・・・。主人公の近くは原作の人に会う確立が凄まじい。


「もうゴリラを放し飼いしないで下さいね。鎖でがんじがらめに繋いといて下さいな」

「局長は人間なんですけど・・」

「ストーカーのゴリラに人権は無いわ」


笑顔でそんな事言わんでも・・・。それほど気味悪かったということかな。本当スミマセンです。


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あきゅろす。
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