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銀色世界で二人三脚
局長の敵と事務長っ! 下
見回りから帰ってきた副長に、刃こぼれした自分の刀を返してもらう。

副長の刀は折られたとも話してくれた。

(自分にそんな評判落ちるような事言って良いんですか?)

(広まった後に殺されたりしたら怖いから、無謀な事は絶対しませんがね‥‥。小心者で良かった)

話している中で、副長に怪我はなく。相手の銀髪は肩に怪我をしたというのを聞けた。

原作の沖田隊長の刀とは違い、自分の刀だったが特に変化は無かったみたいだ。


まぁ前世の〔伊達明〕さん曰わく。
『世界の修正力』とかいうのがあるらしく、流れを変えても宇宙規模で流れを戻す力があるらしい。
そう簡単に変わらないだろう。



とにかく、銀時兄さんが怪我をしたということは分かった。

『事前にこうなることは知っていた』自分の心には罪悪感がひしめくから、見舞いと称した謝罪に行くことにする。

仕事を早めに終え、急いで菓子折りと夕飯の材料を買い万事屋へ。





ピンポーン

「すいません」


万事屋に着くがすっかり夕飯の時間だ。食べ盛りの神楽ちゃんの居る万事屋はもう食べてるだろうか・・・・。

インターホンを押して待っていると、中から「はいヨ〜」と神楽ちゃんがかけて来てくれた。


「誰ネ?」
ガララララ

「こんばんわ神楽ちゃん」

「進後!?少しぶりアルな!」


花が咲くように笑いながら、神楽ちゃんが飛びつくのを抱きとめる。少々力が強くて苦しかったりするが、神楽ちゃんも加減をしてくれているのは分かっているので我慢だ。


「進後何しに来たアルか?」

「銀時兄さんが怪我したって聞いたから。お見舞いに来ました」


神楽ちゃんを抱えたまま靴を脱ぎ、中へ移動する。

居間には、銀時兄さんと新八君。あともう一人、女性が居た。後姿なので顔が分からない。お客さんだろうか?

新八君が自分の体を見て「あ!その服・・」と声を漏らすのが聞こえる。体じゃなくて、真選組の隊服を見てだけど。

多分、コレで自分の『真選組というのは嘘?』という疑いは消えてくれたはずだ。




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あきゅろす。
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