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銀色世界で二人三脚
可愛らしい訴えと・・・
真選組

※畑山サイド※

今困っている。

真選組で今日も仕事してたら、部屋に沖田隊長が寝に来たからだ。


「沖田隊長。まだ一日の始まりなんですが・・」


仕事を止めて、沖田隊長に向き直る。
すんません。出てってください。


「朝は弱くていけねーや。これじゃあ仕事になんかなりゃしねー」

「朝がツライのは分かりますが、せめて仕事した後にだらけて下さい」


そうは言っても、沖田隊長は副長に言われなれている。自分の言葉も「へいへい」と流されてしまった。
すんません。謝るので出てってください。


「なんでィ。俺がいちゃ都合が悪いことでもあるんで?」


沖田隊長が着けているアイマスクを押し上げて、自分を見てくる。こっちは首を縦に振る。

(ありますあります。すごいあります。貴方がココに来ると、それ目当てにあの人が来るんですよー!)


「沖田隊長を迎えに副長が来るじゃないですか」


はっきり言う。
・・・と言っても、やはり小心者なのでいつでも冗談にできるように表情は苦笑だ。

沖田隊長は意外だとでも思っているのか、目が丸くなっている。


「おやおや。事務長は土方が来るのは都合が悪いんですかィ」

「自分が平気だと思ってたんですか?」


(なんですか。コッチはいつも怒鳴り込んでくる副長にビクビクして、その後何故か沖田隊長と入れ替えにこの部屋に残る副長をビクビクしながら宥めてるんですよ?)

いい加減嫌になるってもんだ。


「平気そうに見えまさァ。俺が見る限りはいつも通りでィ」


沖田隊長には、冷静に見えているらしい。そりゃ必死に抑えてますから。恐怖を。

「そうでもありません。副長がいれば常に緊張してるんですよ?」

恐怖で。

「・・・・そりゃ忙しいこって」


沖田隊長はそれだけ言って、本格的に寝始めた。これで少しすれば副長が来ることが決定された。
というか、沖田隊長に言うのもアウトだった!なんたって「ドS」だからだ。「嫌だ」と言った事をやる人だ・・・・。


やはり自分は馬鹿か・・・・。


prrr・・・・


携帯に電話が来た。

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あきゅろす。
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