[携帯モード] [URL送信]

銀色世界で二人三脚
手作り弁当と… 中
※あらすじ!

朝から真選組はムツゴロウ星人ハタ皇子にてんやわんや!
そんな中、畑山進後は自分で作った弁当にウキウキして仕事をしたのであった。

前回はそれだけなのだった!それだけのハズなのに長いのであった。……orz





ある程度仕事をしたところで、時計を見る。
時刻は10時30分。


「よし。ここらで弁当にしておこうかな!」


自分がこんな時間に、いわゆる速弁をするには訳がある。

今日はもしかしたら、原作通りならエイリアンが街を暴れて、それに銀時兄さんと志村新八が巻き込まれる話。
それが起こるのは、推測だけども昼頃からだ。銀時兄さんが朝から起きてるとは考えない。

エイリアンが暴れれば、真選組は大々的に動かなければならない。下っ端の自分なら、後片付けも付いて来る。

すぐ終わるわけがない。


つまりは、お昼が遅くなるのさ!!!弁当腐るわ!!



(ということで、食べるか)

いそいそと机の書類をのけて弁当箱を取り出し、フタに手をかける。


「ご開帳〜!」


開けられた弁当の中身は、


「自分こんな弁当作ったっけ?」


弁当は二段になっていて、下がご飯。上がおかずだ。

今作った本人が疑問を抱いたのは、…前に言ったが朝は弱いからだ。
いつも朝は気力がないため、朝ご飯をパンですましている。ボーっとしながら食べ、支度し、出勤している。

ようは、

「朝なに作ってたか思い出せないなぁ…こんなの作ってたっけ?」


寝ぼけながらだったため、覚えてない。


とりあえず、白米は入っていた。
おかずには、昨夜作った玉子焼き。あとはモヤシとピーマンと魚肉ソーセージの炒めものが詰まっていた。


「よしよし、寝ぼけながらでも料理は作れたらしいなぁ!まあ、おかずが2品だけでも食べるのに問題ないさ。モヤシで半分以上ひしめいてるけど。…本当にモヤシばっかりだなぁ」


(寝ぼけながらでは1品が限界だというのはしょうがない結果だった!この先も朝はパンだな!)


と、まあ無駄な確認はそこそこに。右手に箸を持ち、早速モヤシばっかりな炒めものをいただく。


ぱく、もしゃもしゃ…


「うん、まずい」


(酷い。コレ凄いマズい。何これ、何味?普通は塩こしょうだよね?なんかマズい)

モヤシ炒めは、何故か酷い味だった。何を調味料として入れたのかは寝ぼけながらだったためわからない。


「駄目だ涙出てきた!…くっ、こんなの全部食べられないな。本当に何を入れた、自分よ…」


そして、
「コレどうしよう……」


箸を構えたまま先に進めなくなってしまった。何でこんなの作ったのかなぁ?


生ゴミ処理?
(食べ物を粗末にしちゃいけません)

意地で食べる?
(食べきると同時にリバースします)

…何がいけないんだっけ?
(味が酷い)

じゃあ味変えればいんじゃね?ソースとかケチャップとかマヨネーズとか。


「それだぁ!」


誰もいない部屋で自問自答の脳内会議から出した結論によって、味をごまかして食べることにした。

[*前へ][次へ#]

4/10ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!