銀色世界で二人三脚
手作り弁当と・・・
ズダダダダッ
スパーン!!
「そぉおごぉぉ!!」
「!」
「っ!!!」
襖を良い音ならして怒鳴り込んだのは、鬼の副長だ。沖田隊長を連れ出しに来たらしい。
もう何度目か分からないシチュエーションなのに、副長の怒鳴り声に毎度ビビる自分。
(だって怖いでしょ!!びびったのバレてるかな。あぁ恥ずかしい)
「てめぇ。また畑山のところか」
「せっかく静かに寝れそうだってのによゥ。なんだ土方ァ!」
(なんだって?仕事だろう。あの、副長が怖いので早く仕事に行って下さい隊長ー)
「てめっ…はぁ。畑山のとこで休憩にゃまだ早ぇだろ!つか仕事しろや!出るから来やがれっ!!」
一瞬、副長はまた怒り出すかと思って自分は身構えたがだいぶ抑えたらしい。刀に手を伸ばさず、怒りに震えているけど。
沖田隊長はそれをニヤニヤ見てから、仕事する気になったらしく立ち上がった。
(何がやる気を出させたんだろう)
「へいへい。どこかの土方がウルサくてかなわねぇ。事務長〜ゥ失礼しやしたっ」
「いえ、隊長いってらっしゃい」
沖田隊長を送り出すと、部屋に残ってる副長が自分を見ていた。自分はビクビクしながら顔は合わせないでおく。
(な、なに?『お前だけデスクワークかよ』ってことですか?
でもついて行けませんよ?むしろ、危険度高いので副長と沖田隊長とは行きたくないです)
しかめたくなる顔を堪えて、お辞儀する。
「…自分は一緒に行けませんが、お気をつけて。副長」
「…おう」
短く返事をして副長も行ってくれた。…で、あの人何のために残ったのかな?
(…あ、もしかしたら、原作始まったのかな?銀時兄さんと新八は出会ったのかなー?
銀時兄さんはこの前それらしいこと言ってないなぁ。今度飲みに行くときに聞いてみるか!また楽しみが増えたな〜)
と、若干ピリピリした職場でのほほんと自分は仕事するのだった。
××後記××
この主人公は寂しいヤローですねー。彼女つくれないって!友人以上になれないみたいです。
もともと作っていた話に原作を混ぜていったら…ヤバいまた長いよ。もうこれ短編集じゃねーよ。
ぁ、皆さんはお気づきでしたか?本当に出来ない管理人ですね!ミトコンドリアが!
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