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銀色世界で二人三脚
銀髪と・・・

そこから、江戸に来てから初といえる、愚痴をこぼしにこぼしまくった。

上司に気絶させられたとか。上司が睨んでくるとか。上司が命取り合ってるとか。幼馴染がなぜかオカマになっていた事を話した。


「まさかオカマとはね?オカマとは私は思わなかったんですよ」

「そうですねー」


聞いている銀時兄さんも呆れたらしく、引きつった笑いを浮かべている。もう聞いてくれてるかはわからない。


「でも…アイツは私の家族だから、反対はしません。受け入れます。ました。八ヱ門大好き!」

「うんうん、それは本人に言いなさい。君そーとー酔ってる?」


確かに、カパカパとコップを空けていてかなり飲んだかもしれない。

(もう帰るか。これ以上はオカマが出ちゃうし…)

よく考えたら、すでに一人称が“わたし”になってた。


「こりゃいけない!明日の為に帰ります。銀時兄さん付き合っていただいて、ありがとうございました。お礼にここは代金出させて下さい」

(明日は休みだけどね)


「え、マジで?嘘じゃない?後で返せって言っても返せないよ?」

「銀さんは家賃を払えるようにならなけりゃーねー」

「うっせ。払えてますー」

「じゃ、親父さんコレね」


お金を払って、銀時兄さんと屋台を出て艶やかな街へと歩き出す。


「いや〜悪いねぇ進後君奢ってもらっちゃって」

「いえ〜こちらこそ、愚痴ってばかりで申し訳なかったです」


(しかし、ここで縁がなくなるのも寂しいな…)


「良ければまた愚痴に付き合って下さいね」
「…ゴメンナサイ俺そっちの趣味はないから!」

「なぜそうなる」


いきなりの謝罪に足を止めてしまった。しかも内容が…つまり、男色だと!ホモだと警戒してるんだろ!?冗談じゃない!


「真選組って男ばっかだろ?若人が溜まりに溜まってー…」

「待って下さいよ。そんなの…」
「無い」とい言おうとして。


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あきゅろす。
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