銀色世界で二人三脚
幼馴染と事務長っ!
自分には、ガキの頃からの幼馴染がいる。
彼とは一緒の場所で育って、一緒に戦争を生き抜いてきた。家族が戦争時に死んでしまった自分には、彼は家族と同等の存在だと言える。
彼の名は藤崎八ヱ門(フジサキ ハチエモン)
自分と同じく江戸に来た彼だが、別の場所で暮らしているし仕事をしているのか知らない。
(アイツ何してるのかなー)と考えている矢先、幼馴染から手紙が来た。
内容を読んで、急いで真選組が非番の日を確認して会う約束をした。
彼は、今なにをしているのか?
先に言っておくが、コレは自分には解らない。そこんとこ頭に控えて置いてくれ。
八ヱ門は江戸でオカマバーの一員として働いている。らしい。
・・・・・。
じ、自分のせいじゃないよね!?
確かに、彼は自分の中に伊達明が居ることも知っている。酔うとオカマになることも知っている。
・・・・わー自分のせいかもしれない!
そう思うと、今日会う日まで悩みに悩んでしまって仕事が大変だった。
※真選組で※
「・・・う゛ーん」
(まさか自分の所為ではないハズ!いやでも、『幼馴染がオカマだった』というのは先に自分がガキの頃に行っている。耐性ができているという事だ。なら八ヱ門がオカマになる可能性というのも、無きにしも非ず?アレ?わかんなくなってきた・・)
「事務長は何があったんでぃ」
「俺も知りませんよ。でもずっと悩んでるんですよね。ね?副長」
「俺も知らねーよ。ただ背後で唸ってて不気味なんだよ。どうにかしろよ山崎」
「仲良い俺に言わないのに聞けと!?副長こそ聞いたらどうです?」
「そうですぜー?土方さん、職権乱用でよく一緒に居るんですから」
「べ、べつにっ?!おおおおお俺は職権乱用っなんてのわ」
「「顔を染めるな気持ち悪い」」
※了※
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