ヒマワリの記憶
12
俺と普通に接する奴なんて、生徒会以外初めてだった。
生徒会の奴らは気にくわねーから、あんまり関わんねーけど。
コイツは、毅央久は……対等に接してくれる気がした。
「俺も大雅でいい」
「わかった」
名前で呼ばせることがなかった俺が、毅央久にはなぜか呼んで欲しいと思った。
それから部屋を教えると
「サンキューな」
そう言って笑った。
今日初めて見る笑顔だった。
「っ//」
俺は毅央久を好きになってしまったらしい。
まぁ毅央久だからいいか。
「アイツ、絶対タチだよな〜」
顔のにやけが止まらない。
アイツ相手ならネコにもなれそうだ。
等と思いながら、再びテレビへ視線を向けた。
日野SIDE終
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