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ヒマワリの記憶


好きなタイプ…

そう聞かれて、ふと頭に浮かんだのは、今日会ったばかりの景悟の顔だった。



「…景悟」

「はぁ?」



思わず呟いてしまった名前に、岡本は眉をひそめ、怪訝そうな顔をした。



「景悟って生徒会長のか?」

「会長かは知りませんが。その人の苗字はなんですか?」

「暁だ」



あかつき?

確かあいつ、暁景悟って言ってたような……。



「じゃあ多分その人です」

「多分ってι」



別にあいつの、景悟の役職なんか興味ねぇし。

しばらく歩くと、A組らしき教室についた。



「ここだ。呼んだら入ってこい」

「はい」



俺が返事をしたのを確認すると、岡本は教室に入って行った。




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