短編
4
あの時のことなんて、思い出したくもない。
「へぇ…他のこと考えるなんて、随分余裕なんだね」
「は、あ、いや…ι」
マジ俺なにやってんだよ!!!
「何考えてたの?もしかして」
あの日から貴弘は変わった。
「あの日のこと?」
「あ、えっと…」
なんでわかんだよ!?
読んだのか?俺の心を読んだのか!?
勘弁してくれ。
「そう。隼人は…」
あの日――俺達が恋人同士になったのを境に、こいつは
「え、ま、待て、ちょ!!」
さらに鬼畜になった。
「ああゆうのが好みなんだ?」
どんどん近づいて来る貴弘。
「ちがーう!!」
「そんな遠慮しなくても」
貴弘がニヤリと笑った。
「…んっ、ふ…ぁ」
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