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短編



あの時のことなんて、思い出したくもない。


「へぇ…他のこと考えるなんて、随分余裕なんだね」

「は、あ、いや…ι」


マジ俺なにやってんだよ!!!


「何考えてたの?もしかして」


あの日から貴弘は変わった。


「あの日のこと?」

「あ、えっと…」


なんでわかんだよ!?
読んだのか?俺の心を読んだのか!?

勘弁してくれ。


「そう。隼人は…」


あの日――俺達が恋人同士になったのを境に、こいつは


「え、ま、待て、ちょ!!」


さらに鬼畜になった。


「ああゆうのが好みなんだ?」


どんどん近づいて来る貴弘。


「ちがーう!!」

「そんな遠慮しなくても」


貴弘がニヤリと笑った。


「…んっ、ふ…ぁ」



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