短編
3
でも、タチを掘るのも面白い。
……そう思ったのも後悔した。
「俺を襲ったこと、後悔させてあげるよ。この先ずっと、たっぷり時間をかけてね…」
背筋が凍りつく。
貴弘は俺のネクタイを取ると、それで俺の腕を後ろで縛った。
「何してんだ!やめっ」
腕を後ろに引っ張られ、息がつまる。
「やめろ?それって君が言える台詞?」
口元は笑っているが、目が全然笑ってない貴弘。
多分、いや絶対、俺の幸せな人生は終わった。
過去の自分が憎い。
まぁ今更後悔しても遅いのだが。
突然視界が閉ざされた。
貴弘のネクタイによって。
「てめぇなにやってんだ!!」
「なにって、目隠しだよ?」
こいつ普通に言いやがった。
「そういえば、名前は?」
「神崎隼人だ。お前は?」
「名前も知らない奴を犯ろうとしたんだ?」
やべぇ。墓穴掘ったι
「本当ムカつくね」
貴弘は笑顔で言った。
そのあと俺は……
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