短編
5
「舞輝!?」
目を覚ますと、目の前には裕介がいた。
「ここは?」
「舞輝の部屋だ」
「僕…」
風呂場に居たはず…。
それで、死んだはずだったのに………。
「生きてる…なん、で……?」
また、迷惑、かけちゃった……。
死にたかったのに……
「なんで、助けたの?」
「舞輝、何言って…」
「死にたかったのに…これ以上迷惑かけたくなかったのに……」
ボクは、イラナイ存在ナノニ……
「ぁあ、ああ、っっ――!!」
「舞輝!!」
僕は汚い、汚いんだ…。
そんな奴…死んだ方がいい。
「舞輝、舞輝は汚くなんかない!!誰よりも綺麗だ!!だから…」
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