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短編



「やめろっ…ふざっ、ん」


その日イラついていた俺は、その辺の奴らを適当に誘っては抱いていた。

そして、3人目くらいの奴が貴弘だった。

平凡な奴。

それが初めの印象。

まぁ勃たないわけでもないし、俺は貴弘を空き教室の床に押し倒し、無理矢理犯した。


「やめろっ、退け!!」


こいつ――貴弘は行為中ずっと抵抗し続けていた。

泣きもせず。鳴きもせず。

微かに感じてはいたが、他の奴らとは比べものにならないくらい、そこは渇いていた。

自分の愛撫に感じていないというのは悲しいもんで。


「お前、気持ち良くねぇの?」


俺は聞いた。

そして後悔した。


「当然。誰が掘られて気持ちいもんか」

「は…お前…」

「俺はタチ専門」

「マジかよ…」



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