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短編


葉山SIDE


最近、建斗を見ない。


メールで家に呼んでも、来ることはおろか返信すらない。



どうしてだ?



ふと、建斗の横にいた可愛い男を思い出す。



もしかして、あいつが原因か?




気になった俺は、建斗のクラスへ向かった。









教室に着き、建斗を探す。



建斗は席であの男としゃべっていた。



「建斗」



冷静を装って、建斗を呼ぶ。



「葉山……」




俺に反応し、名前を呟いたのは建斗ではなく、隣にいた男だった。




「この男が葉山ってゆーのか」


「何…、言ってん、だ?」




建斗の言葉は、まるで俺を知らないみたいな言い方だった。




「何って、俺とお前は初対面だろ?」


「………」



建斗は本気だ。


本当に俺を知らないんだ。



「おい、そこの奴」


「っ!?な、何?」


「コイツに何をした?」



俺は隣にいた男――御子柴を睨んだ。



「ぼ、僕は何も」



どうやら御子柴は関係ないらしい。

なら、どうして…。



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あきゅろす。
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