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短編
2
「建斗…あれ」
「何?」
友達の御子柴翔と歩いていると、翔がどこかを指差した。
「…うん」
指の先には…確か俺の恋人、幸咲の姿が。
「え?それだけ?」
他に何を言えばいいんだ。
関係ないのに…
「………」
何も言わない俺に、翔は眉を寄せた。
俺には関係ないと思っている反面、どこかで信じているんだ。
幸咲は戻ってきてくれると。
だから、今、幸咲を見て悲しく思えていたんだ。
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