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短編


「あと5秒」

「ごめッッ…ゆ、たッ、ぁんッ…」



謝り、縋っても雄大は律動を止めず、カウントダウンをする。



「3……、2……」

「ぁああッッ!!」



1秒。


俺は目を瞑り、死ぬ覚悟で声をあげイった。

タイマーは0と表示されている。




「……えっ?」




でも爆発は起こらない。



「クスッ」

「雄大?」





動揺している俺を見て、雄大は小さく笑った。




「生き、てる……?」

「当たり前ですよ。だってこれ、









偽物ですから…どうでしたか?」



手の拘束を外しながら尋ねてくる雄大に、俺は安心して泣きたくなった。


「マジ、じょーだんきつぃ……」

「殺すわけないじゃないですか。和也がいなくなったら、












僕は生きていけませんから」

「ッ//」



恥ずかしーこと言ってんじゃねえよ…//




「僕、まだ一度もイってないんで、動きますよ?」

「ちょッ…あッ…まっ……」


俺の制止も聞かず、雄大は動き出した。



.

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